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2015年12月23日水曜日

年末年始休業日のお知らせ

平成27年12月31日(木) ~ 平成28年1月4日(月)


までお休みします。
 
以上、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

(害虫駆除キクノヨ)

2015年11月25日水曜日

効率的なチャバネゴキブリの駆除

冬の入り口に差し掛かかりました。今シーズンは現在のところ、例年に比べて気温の高い日が多くなっています。寒さの苦手なチャバネゴキブリにとっては殖えやすい傾向にあります。

ところで、同じ物事を進めるにしても効率よく行えるタイミングがあります。例えば、夏場に痒かった水虫。今はなんともなくても、実は痒くない冬場の治療が大切なんだそうです。

水虫菌である白癬菌は、高温多湿の条件で増殖し、足に痒みをもたらします。低温低湿度の冬場は、白癬菌の数が少ないので痒くありませんが、痒くないだけで白癬菌が完全に居なくなったわけではなく、足の角質の内部に息を潜めています。

水虫の症状が出ていないだけで完全に治っていないということです。だから夏になると菌が殖えて痒くなってしまいます。

毎年、水虫に悩まされる方は、痒くもなんともない冬にこそ水虫の薬を塗ったりの対策をするべきです。白癬菌を根絶するチャンスです。

チャバネゴキブリの駆除も同じことが言えます。冬場は大人しいチャバネゴキブリですが、高温多湿になる夏にはイヤになる位に増殖します。冬は数が少ないだけで居なくなったわけではありません。数が少ない冬こそ全滅のチャンスです。

チャバネゴキブリ成虫(実物大)

(拡大写真)

火事には初期消火。ガンは早期発見治療。やはり、大きくなったり殖えてしまってからの対策は大変。何事も被害の小さいうちが効率的です。

(愛知のゴキブリ駆除キクノヨ)

2015年11月18日水曜日

セアカゴケグモの調査

小学校内で度々セアカゴケグモが出没するということで調査と駆除を行いました。

セアカゴケグモは毒蜘蛛ですが、攻撃性はなく大人しいので、偶然知らずに素手で触ったりしないかぎり咬まれることはありません。

今回は、生徒の植木鉢の裏に数匹発見されたとのことで、生徒が自分の植木鉢を持ち上げた時にクモに触れてしまい咬まれる恐れが出るということでの調査です。

まず、セアカゴケグモが営巣(えいそう)する場所ですが、エサとなる小虫が多く、陽当たりのよい場所とされています。陽当たりがよくても直射日光は苦手なので、人工物の陰や裏などに棲みつきます。

植木鉢を置く場所は、たいてい陽当たりがいいですし、植木鉢の裏は窪みがあるので、たしかにセアカゴケグモにとっては、棲みつくにはいい条件かもしれません。


植木鉢の裏



調査の結果、植木鉢付近の配管を支持する金具の裏側で見つかりました。


ゴキブリ用の殺虫スプレーを噴射すると落下しました。

逃げ足には思った以上のスピードがありました。繁殖力が強いとされる外来種にして、この足の速さも加わって生息範囲を拡大しているのでしょう。

セアカゴケグモ(メス)

名前のとおり背が赤く特徴的なクモなので判別しやすい。

ただし、メスの体長は約10ミリありますが、オスは3~5ミリと小型で、色もはっきりしないため、オスのセアカゴケグモと他のクモとを見分けるのは、専門家でないと難しいと思われます。

(株式会社キクノヨ)

2015年10月27日火曜日

高齢化社会のネズミ駆除

ネズミ問題などの公的な相談窓口としては、各保健所の他に名古屋なら名古屋市生活衛生センターがあります。
 
では、これらの公的機関に相談すると対処してくれるのでしょうか?

アドバイスはいただけるかもしれませんが100%ネズミ駆除はやってもらえません。タイミングが良ければ直に部屋を見に来られアドバイスをもらえることがあるようですが、公的機関においても人員削減のさ中に、住まいまで足を運んでもらうことさえ難しいです。

高齢者だけの世帯でネズミが発生し、離れて暮らすご子息からの駆除依頼が度々あります。ヘルパーさんに来てもらう位のお年寄りでは、とてもネズミの駆除はできませんし、たまにご子息が来て毒エサやネズミ捕りを設置する程度では解決は難しいです。


ネズミは人を観察しています。ひとたびお年寄りの動きが遅いのを見抜くと、その後なめてかかり、大胆に人前に現れたり、食品や柱を齧り放題となります。


また、お年寄りの住まいが古いことや、モノが捨てられずに隠れ家が多いのも、ネズミの被害が大きくなってしまう原因と考えられます。

ネズミは不衛生なこと極まりなく、ダニの大発生もあります。家中ボロボロにされたりと精神的苦痛も大きいものです。

キクノヨでは、例え物に溢れかえっているような部屋でも駆除は可能です。しかし、少しでも片付いていたほうが駆除業務がスムーズに進みます。

(名古屋のネズミ駆除 キクノヨ)

2015年10月22日木曜日

ツマアカスズメバチ

新たな特定外来生物であるツマアカスズメバチが広がりを見せています。

この種は数年前から沖縄諸島に姿を見せはじめ、平成27年9月には福岡県北九州市で営巣が確認されました。

今後は本州への広がりが懸念されています。


ツマアカスズメバチ






特に大型ではないですが、巣が大きく(ハチの数は多い)、高所に営巣するのが特徴となっています。




外来生物の進出は生態系への影響や農業への影響が懸念されています。

淡水魚のブラックバスやブルーギルは外来魚として有名です。これらは在来魚を食べてしまう肉食魚であり、条件が合うと繁殖力の強さから爆発的に広がりを見せます。琵琶湖では淡水漁業に影響が出て問題になっています。

ツマアカスズメバチは、農業の受粉に欠かせないミツバチを食べてしまいます。在来種のオオスズメバチにしてもミツバチを襲いますが、ツマアカスズメバチが際限なくミツバチを食べてしまう可能性があり、その影響は未知数です。



■環境省HPより

(株式会社キクノヨ)

2015年9月27日日曜日

ネズミやゴキブリは秋にやって来る。

今夏は猛暑続きでした。ニュースでは、連日の猛暑日というのは、毎年夏の決まり文句のようになっています。その後は残暑厳しいかと覚悟するも気温は一気に下がりました。

夏が短くて有難いと言えばそうなのですが、それはそれで身体が気温差に対応できずに体調を崩されてしまったかたも多いのではないでしょうか。

人の場合は寒くなると手始めに上着を一枚羽織り、最終的には暖房器具を使います。屋外に棲息するネズミやゴキブリは、外気温が下がってくると暖かい屋内を目指すことになります。

より過ごしやすい場所へ移動する渡り鳥と同じく、都市化に対応したネズミやゴキブリ達は暖かい建物を利用しようとしますので、秋口が一年のうちで一番多く屋内へやってきます。実際、この時期はネズミの相談が多くなってきます。

ゴキブリは冬では通常冬眠状態になるのであまり動きは活発ではなく、目にする機会は減りますが、最近の住宅は気密性が高いので冬でも暖いことが多く、人にとっても快適なのですが、そこがあだとなってゴキブリにも快適で冬に発生してしまう場合があります。

いっぽう、ネズミは冬は、野生のクマやゴキブリのように冬眠することはありませんので、発生してしまったらしっかり駆除していきたいところです。一度駆除に失敗すると警戒心が高まり、その後の駆除は難しくなります。

よろしくお願いします。

(株式会社キクノヨ)

2015年9月23日水曜日

秋の行楽でもスズメバチ注意

紅葉にはまだ早いですが秋の行楽シーズンに入ります。観光地の場合ならスズメバチの巣が発見されれば安全のため素早く駆除が行われることでしょうが、観光地ではない低山や林に入る時はこれからの季節は特に注意が必要となります。

なぜなら、スズメバチの巣作りのピークに入り、巣のサイズ、ハチの数、攻撃性が最大に達するからです。

今までは巣の場所から半径2~3mほどが危険ゾーンだったとすると、ピークに入ると半径20メートルとか危険ゾーンが広がっています。(危険ゾーンはスズメバチの種類によります。)

自然の中では庭と違ってスズメバチの巣がどこにあるのかはまず判りません。低山や林に行く場合は、念のため殺虫スプレーをひとつ携帯して山に入ったほうが無難かと思います。刺されてからでは遅くスズメバチの毒は強力ですので。

スズメバチの巣

また、名古屋近辺では少ないですが、オオスズメバチは地中に巣を作りますから、こちらから先に巣の場所を見つけることは不可能に近いです。地中に空いた穴からハチが出入りします。穴を見つけた時はすでに攻撃を受けているでしょう。

オオスズメバチの巣穴

(オオスズメバチの駆除キクノヨ)

2015年8月31日月曜日

スズメバチが活発化する秋

◇今ぐらいから11月頃は倍々ゲームで巣が大きくなる。

秋にはかなり大きくなっている蜂の巣は、元々は春先に女王蜂がたった1匹から巣作りを開始します。

最初は木の皮など材料を調達して小さなハチの巣を作り、そこに卵を産み付けます。卵から孵って成虫となった数匹のハチ達は巣作りに参加して巣を更に大きくします。やや大きくなった巣にさらに女王蜂が卵を産みつけていきます。

このように、卵から孵ったスズメバチが成虫になると巣作りに参加するため、ハチの数が殖えるほど巣も大きくなり、ピークの11月頃までは、倍々ゲームで一気に巣が大きくなっていきます。

ですから、巣の大きさに比例してハチの数も多くなります。



生い茂った木の中ほどに巣を作ることが多いですが、雨があたらないような場所なら建物にも巣を作ります。比率としては木の中ほどが8割くらいな感じです。


地中に巣をつくるタイプのスズメバチもいます。オオスズメバチです。こちらは名前のとおりスズメバチ最大の大きさとなり、攻撃性も強いです。


◇ハチ刺されで、腫れ具合に個人差がでるのは?
 
アルコールに強い人弱い人がいるように、それぞれの体質によります。当然身体が小さな子供は大人に比べて症状が大きくなります。

もうひとつは、ハチに深く刺されて毒を注入されたかどうかになります。同時に5匹に刺されたとしても、浅く刺されて毒が注入されなかったらたいして腫れません。深く毒針を突き刺され毒を注入されたら、たとえ1匹でもパンパンに腫れあがってしまいます。

2015年8月19日水曜日

ゴキブリが飛ぶ!

毎日暑い日が続いております。35℃以上の猛暑日が当たり前となっていましたが、ここにきてようやく暑さのピークは過ぎたような気もします。実際は単に身体が暑さに慣れてきただけかもしれませんが。

昔はこんなにも暑くはなかったと記憶しますが、地球温暖化がどうとかではなく、単に昔に比べて土の部分がなくなったせいではないかと思います。

都市部では公園にでも行かないと土の上を歩くことはできません。実際に歩いてみると涼しいとまでは言えないものの、照り返しは無いし、熱がそれほどこもっていないので、アスファルトやコンクリート上に比べて体感温度は確実に低く感じます。

夜は暑くて眠れないのでクーラーをつけていますが喉がカラカラになります。最初はクーラーのせいで喉がおかしいのでは?と思っていましたが、どうやら夏風邪気味になっていたようです。冷たいものの捕り過ぎで胃腸は弱っているので、無理にスタミナのつくものを食べるのではなく、消化の良いものを食べるようにして、しっかり睡眠をとることが夏風邪を治すには一番だということです。

体力が消耗しやすい夏は、睡眠をしっかりとっておかないと免疫力が低下して風邪のウイルスにやられやすいのだそうです。残暑厳しいおり、ご自愛ください。


羽を使い始めるゴキブリ


さて、駆除の対象としては、クロゴキブリとチャバネゴキブリが主だったゴキブリになりますが、チャバネゴキブリに関しては羽はついているものの飛ぶことはできません。

もういっぽうのクロゴキブリにしても普段は足を使って移動するのですが、まさにこの時期、気温30度以上が当たり前になった環境下では、封印いていた?羽を使い始めます。飛んでいる姿はぎこちなく自由自在に飛ぶというよりも、ほぼ一直線上に滑空しているといった感じになります。

ですから、飛んだ先に人間がいる場合は、避けることができませんので、結果、人間に向かっていく状態になってしまいます。単に飛ぶのが上手くないだけで、人間に向かって攻撃をしているわけではありません。

クロゴキブリにしても本当は人間から逃れたいのですが、飛ぶのが上手くないために図らずもそのような状態になっているのです。ハチのように武器もないのに、自分より何百倍何千倍も大きな人間に喧嘩を売るマネはしません。

しかし、クロゴキブリが飛ぶ姿を見ただけでも恐ろしいのに、こっちに向かって飛んできたら…たいていの人は背中に冷たいものが走ると同時に逃げ出すのではないでしょうか?こうなると完全に攻守逆転です。


飛ぶということは活発ということ


クロゴキブリは屋内性害虫ですが、屋外の物陰にも多く棲息しています。今までゴキブリなんて見たことがなかったのに、急にクロゴキブリが室内に出てしまった場合は、突発的に屋外からどこかの隙間から入ってきた可能性があります。高気温が続いた時は、飛ぶ(活発)=行動範囲が広がる、ということに他なりません。

ふだんからちょくちょくゴキブリを見かける場合は、屋内に棲息し、繁殖していると思って間違いありません。突発的に家屋に入ってきた場合、そこがゴキブリにとって快適なら、その後棲みついて繁殖する可能性があります。

ゴキブリの繁殖を防ぐのは当然として、突発的にやってくるゴキブリを防ぐには、ゴキブリが家に入りにくい環境にしたり、家の周りに棲息するゴキブリを駆除する必要があります。

また、生ゴミはもちろん、酒類やジュースの空き缶、空き瓶を放置しておくと、この時期は匂いも立ちやすいですし、ゴキブリが活発ですので遠くからでもゴキブリが寄ってきます。

人間が生活しているからには必ずゴミは出ます。完璧には無理としても、ゴミを速やかに出したり、少しでも清潔に保つことが大切です。家の周りがゴミだらけですとゴキブリを呼び寄せることになります。


2015年7月29日水曜日

ムカデは夏場に活発?

35度以上の猛暑日が続いています。炎天下の下での外仕事の方々は大変かと思います。害虫駆除の仕事は屋外と屋内どちらもありますが、やはり外での作業の時はキツイです。


猛暑は、虫達にとって歓迎なのか?それとも人間と同じようにグッタリしてしまうのでしょうか。

遭遇率でこそゴキブリには劣るものの、一旦その姿を現した場合には、ゴキブリが可愛く思えるほどの不気味なフォルムに加え、ハチと同等の毒を持ち合わせているという、害虫の中では最強と言っていいのがムカデではないでしょうか。


ムカデは、捕らえた獲物に咬みついて注入する毒を持っていますが、人に対しても咬むことで知られています。もし咬まれてしまうとその大きさにもよりますが、ハチ刺されと同じくらい患部が腫れあがります。

また、ハチ刺されと同様にアナフィラキシーショックの原因となっていますので、一度でもムカデに刺されたことがある場合は、今後注意が必要となってきます。


下のグラフは保健所への相談件数を相対的に表したものです。


               <月別ムカデ相談件数>



5月~7月の相談が多くなっていますが、では、ムカデの発生数が8月以降は下がっていくのでしょうか?

相談数=発生数ではありませんし、相談するのは最初の一度だけの場合が多いと思いますので、ムカデの発生数自体は10月末頃まではそれほど変わらないのではないかと予測しています。

今後もムカデは活発と思われます。キクノヨでは、費用対効果がより高い方法で被害を抑えます。いろいろとやる前に、もしくはいろいろ対策をしたのに効果が上がらなかった場合には、キクノヨまでご相談ください。

よろしくお願いいたします。

2015年6月25日木曜日

庭にヘビが出たので来てほしい

◇夏場はヘビが出歩く


梅雨入りして二週間あまりになりますが、今のところはそれほど雨は降っていません。薄曇りでも気温は高く、じとっと肌に湿気を感じる状態は特に何もしていなくても体力が奪われる感じがします。

人間にとってはあまり梅雨の季節は好まれませんが、動物達は非常に活発な時期でもあります。この時期はたいへん雑草の成長が早く、草取りが追いつかないくらいに伸びてきます。草が生い茂ると虫が殖え、肉食であるヘビにしても大喜びなのでしょう。

稀にヘビが家の中に入ってくるケースもありますが、人間より小さなヘビは基本臆病なので、追いたてれば屋外へ逃げていきます。(もっとも何もしなくても出ていくケースが多い)室内より屋外のほうがエサとなる虫は豊富ですから、ヘビにとっては室内にいるメリットはないはずです。


◇ヘビはじっとはしていない


ヘビをすぐになんとかしてほしいと度々ご連絡を受けます。しかし、伺ったところでヘビはすでにどこかに移動してしまっているので、お伺いしても徒労に終わる確率がかなり高いです。

ご近所でタイミングが合えばすぐにお伺いしてヘビの捕獲を行うこともありますが、消防署員のように待機しているものは居ませんので緊急には対応しておりません。遠方の現場では、向かっている間にヘビがどこかにいってしまいます。

ですから、キクノヨでは室内や物置にヘビが居るか居ないかの確認とかでしたら、後日お伺いすることは可能ですが、ヘビが居るからすぐ来てくれ!などの対応はできかねます。現場が近く、且つタイミングが合えばすぐにお伺いすることもあります。


◇日本に棲息する代表的なヘビ


アオダイショウ(無毒)


アオダイショウ幼蛇
(模様からマムシと勘違いすることが多い)


シマヘビ(無毒)


 マムシ(有毒)


ヤマカガシ(有毒)


◇毒蛇の可能性はないのか?


日本に棲む毒蛇はマムシ、ヤマカガシ、ハブ(沖縄諸島)になります。マムシやヤマカガシの棲息場所は人家のほとんど無い自然豊かなところになります。ですから、都市部やその郊外あたりで見かけるヘビは、無毒のアオダイショウかシマヘビのどちらかになります。

例外として、世の中には毒蛇を飼うマニアも少なからず存在しますので、そのヘビが逃げ出していることが無いとも言えませんので、カラフルな模様のヘビでしたらドクヘビの可能性が出てきます。


◇とにかくすぐに来てほしい場合は、、


私有地内のことであれば、本来は駆除業者か便利屋を探すしかありませんが、警察が来てくれないこともありません。警察は事件事故が最優先ですから、人に危害を及ぼす恐れがないヘビの場合は難しいでしょう。もっとも、対応早く警察官が到着してもヘビはすでに移動して居なくなっているケースがほとんどになります。

どうしても来てほしい場合は、ヘビの種類が判らずともマムシだとか大蛇だとかで危険だということを伝えるしかありません。警官が二名でやってきますので物々しくなります。

先ほど書いたとおり、都心部や近郊では毒ヘビはまず居ませんので、あまり気軽に警察を呼ぶのはいかがなものかと思います。騒ぎすぎは朝刊のミニコラムに載るかもしれません。

たかがヘビくらいで警察を呼ぶなという意見がある反面、ヘビはこの世で一番嫌いというかたがいるのも事実です。そんなかたにとってはヘビの出現は切実な問題のようです。


2015年6月7日日曜日

燻煙剤の効果について

現時点では梅雨入り宣言はまだのようですが、湿度が高めでジメジメ感が増してきた感じがします。すでに近畿以南では気象庁による梅雨入りの公式発表がされていますので、もうそろそろ東海地方の梅雨入りが発表されそうです。

害虫の類は暗くてジメジメした場所を好むのは周知のとおりだと思いますが、これからは気温の上昇とジメジメ感に伴ってゴキブリをはじめムカデなどの害虫は活発化していきます。

ジメジメ感=高湿度というのは気温に関係しており、気温が高いほど大気中に水分を多く含むことができます。寒い時期にはいくらお湯を沸かしたところでけっしてジメジメするまでに至らないのはこの為です。

梅雨は体感的にも肌に汗がまとわりつくような不快感に加え、害虫も発生しやすいのでいいイメージはあまり無いですが、あまりに空梅雨ですと、ダムの渇水や農作物の成育に影響がありますのである程度の長雨も必要となります。

バ〇サンは効果がない?

害虫駆除に伺いますと特に多いのは燻煙剤を使用してみたけれど効果が無かったというものです。はっきり申しますと燻煙剤は一番効率が悪い駆除方法です。燻煙剤が最も効果的なのは、害虫が室内に潜んでいるかなり散らかった部屋やゴミ屋敷状態の部屋になります。

害虫は先に書いたとおり、暗くてジメジメしたところを好みますので、通常の部屋ではふだん害虫は床下とか壁の中など燻煙剤がまわらないようなところに潜んでいる場合が多いからです。また、ゴキブリの卵には経口毒である燻煙剤はまったく効き目は期待できません。
卵には効かないし、成虫には殺虫成分(煙)が届かないという理由で、燻煙剤は、かなり散らかった部屋かゴミ屋敷状態でしか効果がほとんどのぞめないというのがその理由です。

卵には効かないまでも、床下や天井裏で燻煙剤を焚くのは室内で使用するよりも効果がありますが、煙が屋外に漏れ出てしまうと、白煙タイプの燻煙剤では火事と間違えられて119番通報されるおそれがありますので、使用方法は注意書きに従って使用しなければなりません。

燻煙剤は害虫を一網打尽に駆除できて手っ取り早い気がして最も効果的に思いますが、そういうものこそ実は最も効率的ではないのですね。燻煙剤以外に様々な害虫駆除の製品が販売されているのが示しています。

燻煙剤を使うにしろ他の薬剤を使うにしろ、TPOにあったものを選択しないことには効果はあまりのぞめません。

よろしくお願いいたします。

2015年5月22日金曜日

カラスの保護

店の前にケガをしてほとんど動けなくなったカラスが居るのでなんとかしてほしい、とのご連絡がありました。通行量があるのでそのままでは車に轢かれてしまうのは必至の状態という。

ご依頼者は保健所に連絡したようですが対応してもらえなかったようです。公共の場での死骸なら対処してもらえたのかもしれませんが、生きている状態なら自然に任せるしかないと言うことなんでしょうか、、

そこが車がほとんど通ることのない自然豊かな場所なら、自然に任せるのは致し方なしと言えますが、すぐ近くをスピードを出した車がバンバン行きかうところで、ケガをしてヨタヨタしているカラスを見かけてしまっては、、、見殺しに出来ないのは人情です。

ケガを負ったカラスがその後、タカやワシに襲われ猛禽類の血肉となるならばそれも自然の摂理ということで納得もできるかもしれませんが、自然に任せて車に轢かれたら、、、車は自然なのだろうか?寝つきが悪くなるかもしれません。

現場へ急行してみますと成鳥に近い大きさがありましたがまだまだ可愛いヒナガラスでした。捕まえようとすると近くで見守っていた親ガラスに威嚇を受けまくりましたが無事に確保。

どこか車通りの少ない適当な場所へ移動させてほしいとのことでしたが、自力でエサを探せるようになるまで(飛べるようになるまで?)保護することにしました。


やることと言えばやはりエサです。

早速、生の鶏肉を与えてみました。(その後はふやかしたドッグフードなど)


ほとんど警戒心を見せることなく、、


大口開けて丸飲みです。お腹が膨れるとクチバシは閉じたままになります。

このカラスのヒナは右目は潰れているばかりでなく、右足はなんだか変な方向を向いているので骨折しているかもしれません。果たして、自然に返して自力で生きていけるかどうか?ヒナでもあるし現時点では間違いなく無理でしょう。

人間は骨折しても食べることはできますが、自力でエサを探す野生動物は骨折するとエサを探すことが途端に困難になります。治るまでの間は飢え死にの可能性が高まります。

絶滅危惧の動物、、例えばトキなんかでしたら手厚く保護を受ける立場なのでしょうけど、珍しくもなんともない一介のカラスは、ある意味トキ以上に共感が持てるのです。


お腹が膨れ、満足して眠りにつきました。カラスと言えども動物の赤ちゃんは皆可愛いものですね。

そして、お腹が減るとカーカーと催促するのですが、ヒナと言えどもそこは大型の鳥。その声量は中々凄まじい。

違法かどうかは別にしてポツンとした一軒家ならカラスを飼うということは考えられますが、都会ではニワトリ同様にその声量からカラスを飼うのは難しいと思います。

森林の開発が進むと自然が減少し、たいていの動物は淘汰されていきます。そんな中で、見事に都市化に対応し、その勢力を伸ばしている動物と言えばネズミとカラスになるでしょうか。

健常なカラスなら人間の残飯をかすめ盗りたくましく生きぬいていくところですが、この羽がやられて飛べなくなったカラスはエサを探すのは困難ですし、飢え死にする前に車に轢かれるかネコに襲われるかが関の山かもしれません。

まだヒナなので飛ぶことができないのか?あるいはケガのせいで飛べないのか?判断がつきかねますが、もうしばらくは隻眼のカラスを見守ってから放鳥し、その後は自然に委ねることにします。

よろしくお願いいたします。

2015年5月12日火曜日

ニホンイタチとチョウセンイタチ

イタチは家屋に入り込んできますので駆除の対象としてキクノヨでも度々出動します。雑食性ではありますが肉食性がかなり強いので、農作物の被害は大丈夫のようですがニワトリなどの家畜が襲われることがあるようです。

ひと口にイタチといっても、名前が示す通り在来種であるニホンイタチと、外来種であるチョウセンイタチの二種類が棲息しています。どちらもネコよりかなり小型でサイズの違いはそれほどありません。

体が細長く頭が小さいので、ネズミに次いでほんの僅かな隙間より家屋に侵入してきます。特にメスのほうがオスより二回りほど体が小さいのは厄介なところです。フサフサした毛に覆われて頭より体が大きく見えますが、頭が通りさえすれば体がつっかえることはありません。

チョウセンイタチ

ニホンイタチよりもチョウセンイタチのほうが見た目は黄色ぽいようです。あまり関係ないですが、うちの柴犬と同じような毛色かな?と比較してみると全然違ってました。


二種の生息域が重なる場合では、他の外来生物と同様に強く、チョウセンイタチが、在来種のニホンイタチを押しのけて勢力を拡大しているようです。都市近郊の平野部で見かけるイタチはほぼチョウセンイタチと思ってよいかと思います。いっぽう山間部のほうはチョウセンイタチに追いやられたニホンイタチの可能性が出てきます。

駆除の対象としましては、どちらも習性は同じようなものなので、厳密な同定を行わなくてもイタチはイタチで良いかと思います。

イタチは肉食性が強く、ネズミ、カエル、ザリガニ、魚等の小動物を主に食します。時にはヘビみたいな大物も狙います。昼間でも行動するのは見かけますが主として夜行性になります。

屋内に入り込んでやっかいなのは、やはり他の動物と同様に天井裏の騒音やフン、ダニの発生などになります。また、ザリガニを持ち込んで食べていた例があったのですが、頭だけ食べ残したせいで、まもなくザリガニの頭が腐って異臭を放ったことがありました。


この時は幼少期の苦い思い出がよみがえりました。近所の水路でアメリカザリガニを釣ってきたものの、過密飼育+エサの与えすぎ=水質悪化。が原因と思われるアメザリの死亡。それはもう、思わず顔をのけぞってしまう鼻を突く異臭がしました。甲殻類が腐るとたまらなく臭いのです。イタチのフンなんか問題にならないくらいにクサかったです。

正確なところ腐敗臭がかなり臭いのは甲殻類に限ったことではありません。動物が腐敗するということは、その腐敗する前の動物の排泄物より比較にならないくらいに臭く、動物の死臭>>>>>>>>動物のう○こ臭 というのが普通です。

そんな迷惑なイタチがやってきても唯一の利点があります。元居たネズミが逃げ出すことでしょうか…しかし、イタチはネズミより大きいので1匹でも天井裏に居るとネズミより騒がしいのは確実でしょう。

よろしくお願いします。

(株式会社キクノヨ)

2015年4月27日月曜日

ゴキブリが好む環境

暑くもなく寒くもなくと、何をするにも動きやすい季節となってきました。気温20度あたりが人にとっては快適と言われますが、今はちょうどそのあたりの気温となっています。

しかし、我がままほうだいの人間にしたら、すぐにジメジメした鬱陶しい梅雨がやって来て、あっという間に暑すぎる夏がやって来るということなんでしょうね。

季節の恩恵を受けるのは人間ばかりではなく、多くの動植物にしても活動的になっていきます。害虫もまた然り。

問い合わせが多いゴキブリ系は夜行性の屋内性害虫の代表です。屋内性害虫とは、屋内を主に生息の場とし、人間の生活空間を利用して生活する害虫です。

冷蔵庫や厨房機器の裏側などにゴミが溜まっていませんでしょうか?

機器の裏側は常に暗いので夜行性で暗いところを好むゴキブリにとっては元々快適な場所です。掃除もあまり行き届かないところなので、ゴミが溜まりやすく、ゴミというエサや棲家を提供している状態になっていることが多いかもしれません。

普段、人目に付くところは掃除をしてそれなりに綺麗にするものですが、人目に付かないところはどうしても後回しというか、放置しがちなのは仕方がないのかもしれません。

ゴキブリにとっては人目に付くところが汚くなるのはそれほど関係なく、人目につかない場所(普段棲家にしている場所)が汚くなるのは大歓迎となります。

ゴキブリが多く発生しているようでしたら、そういった場所を綺麗に掃除する必要があります。棲家を一掃しなければなりません。一寸の虫にも五分の魂でゴキブリにも生きる権利があるよ、ペットみたいなものだよ、というのなら話しは変わりますが、、

ゴキブリに限らず大多数の動物は、それぞれの環境によってある程度の棲み分けがなされています。魚の場合で言えば、池の魚、川の魚、海の魚とそれぞれ居ます。水深によって棲み分けされたり、それぞれ好みの水温だってあります。砂地を好むものあり岩場を好むものあり、流れを好むものあり止水域を好むものもあり。

ゴキブリが殖えるということは、ゴキブリが好むような環境になっているので、できる限りそのような環境を提供しないことが最も大切なことになります。いくら繁殖力が強いと言われるゴキブリにしても、場所を選ばず殖えるわけではありませんので。

そうしたゴキブリが好む環境をできる限り排除した後に、薬剤を使用したりの駆除を考えたいところです。

これからは気温の上昇と共にゴキブリの殖えるスピードは加速していきます。駆除するスピードが殖えるスピードを越えないことには、状況は改善されません。

2015年2月13日金曜日

毒エサと粘着シート

ネズミ駆除にお伺いしましたご依頼者様宅では、毒エサが外にズラッと設置してありました。こういうのはネコや子供等が誤食する危険がありますし、ネズミはまず食べてはくれませんのでやめたほうがよさそうです。
粘着シートの外置きも同様にネズミが張り付く可能性は低く、せいぜい虫、小鳥、猫あたりが張り付くのが関の山ですのでやめておいたほうが無難です。ネズミは人が思っているよりもずっと用心深くて賢いかと思います。
家の周りになりふり構わずに強力な薬を撒いたりとかの話しを耳にすることもありました。市販品を使用する場合は、パッケージ記載の使用方法を守って、ご近所との不用なトラブルを起こさないように気をつけたいところです。

2015年1月5日月曜日

新年のご挨拶

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

旧年中はキクノヨをご愛顧いただきありがとうございました。今年もご依頼者様に満足いただけるような駆除サービスを心がけてまいります。

不運にも害虫や害獣の災難に見舞われてしまった際に、キクノヨの駆除サービスによってお役に立てる事が出来れば幸せに思います。

そして、皆様がご健康とご多幸の多い年となりますようお祈り申し上げます。


株式会社キクノヨ