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2017年3月26日日曜日

ムカデの棲みか

まだまだ寒い日が続いていますが、吹きつける冷たい風の中にも生暖かい風が混じっていることが時折感じられます。本格的な春近しです。

そろそろ、野外に潜む虫達が動き出す時期です。ムカデも他の虫達と同様に4月中旬頃から活発になってきます。

ムカデは大雨の降ったあとに出没することが多いのですが、草刈りや笹刈り後にも出没頻度が上がります。棲みかの草むらや笹藪を追われるためです。

ムカデ駆除で出動する現場では、例外なく近くには次のいずれかの場所があります。

草むら・笹藪・竹藪・林・ある程度大きい公園・小高い山


これらの場所がムカデの主な生息場所となります。

また、大きいムカデは小さいものに比べて行動範囲は広くなるわけですから、少々生息場所から離れている家までやってくることがあります。

一説によると大ムカデは一晩で80mも移動することがあるようです。


野外に居るムカデの室内への主な侵入ルートとしては、

・通気口等、基礎周りから、床下や壁中を経て室内へ
・玄関等、扉の隙間から、室内へ

それらの侵入ルートを封鎖すればムカデの室内での発生は防ぐことができます。

完全に侵入ルートを封鎖できれば薬剤は必要なくなりますし、完全に封鎖しきれない可能性がある場合は薬剤は補助的に使用します。(薬剤で少しでも弱らせることができれば、容易には室内まで辿りつけない)

また、床下への薬剤散布や塗布は効果はあると思いますが、あまり強い薬ですとシックハウスの危険がありますし、薬剤の効き目は時間の経過とともに落ちていきます。

ムカデ対策としては、侵入防止対策がメインとし、薬剤の使用は補助と考えて行うのがよいかと思います。