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2011年2月15日火曜日

見えない敵2

 終息に向かったと思われた鳥インフル。新城市の養鶏場で発生してしまったようです。養鶏場では万全を期し、対策としてやれることはやっていたようですが。

 害獣でも害虫でも同じですが、小さければ小さいほど完全に駆除しきるのは難しくなります。チャバネゴキブリ、ネズミ、野菜につくアブラムシやダニetc.

 目に見えない細菌より更に小さいものがウイルス。鳥から鳥へ感染するウイルス。鳥自体が生息環境だから鳥自体を無くするしかありません。人に食べられるための家畜とはいえ、すべて殺処分は心が痛くなります。

 野鳥を駆除してしまうか?野鳥の飛来地の池を埋めてしまうか?現実的ではないですが、それをやったとしても鳥インフルはなくなりません。

 鳥用のワクチンが海外ではあるようですが、現在は殺処分しか手がないようです。

   詳しく ⇒動物衛生研究所

 ウイルスも自然の一部で人も自然の一部。養鶏場で鳥が密集していることが自然では無いですが、自然の中で共存できる道はあるのでしょうか。ウイルスが進化して、人に感染する新型ウイルス発生とか…不気味です。

2011年2月7日月曜日

見えない敵

 全国に拡大した鳥インフルエンザ問題。ここ数日報道がされてませんが、終息に向かっているのでしょうか?終息といっても、鶏はすべて殺処分して、埋めて鶏が居なくなってしまうことですから…


 養鶏場の鶏舎には、昔ながらの開放型と近代的な密閉型があり、前者は九州等、後者は愛知県の養鶏場でみられます。

              金網で囲った開放型鶏舎


              密閉型の鶏舎(ウインドウレス鶏舎)


 鳥インフルの防疫強化で重要なのは、鶏舎に野鳥やネズミを侵入させない事だといいます。インフルが蔓延した愛知県豊橋市の鶏舎は、すべて密閉型です。豊橋市の鶏舎でネズミや野鳥が侵入した形跡があったのかは定かではありませんが…

 目に見えぬほどの小さなウイルス(高病原性鳥インフルエンザ)の侵入を防ぐのは、近代的な密閉型鶏舎とはいえ、容易ではないように思います。しかし、そのウイルスを媒介するといわれる鳥やネズミなら、少なくとも目に見える大きさですから、難しいケースがあるかもしれませんが、防ぐことはできるはずです。

 野鳥は主に高い箇所、ネズミは種類にもよりますが、低い箇所から高い箇所まで、建物に隙間や穴がないか点検する必要があります。


 先年の口蹄疫に続いての鳥インフルエンザ。見えない敵との戦いは今後も続いていくのでしょうか。