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2013年5月29日水曜日

巣作りの初期段階

アシナガバチやスズメバチは最初1匹だけで巣を作りをはじめます。

そして、1匹で作った小さな巣に卵を産んでいきます。やがて卵から孵った幼虫が成虫バチに成ると、それが巣作りに加わり、巣作りの効率が良くなります。

その少しだけ大きくなった巣にさらに卵を産んでいき、その卵が成虫になると、巣作りの効率がさらに加速します。日を追うごとに巣の大きさとハチの数が倍々ゲームで増加していきます。そのピークは晩秋です。

スズメバチの初期の巣

今の時期では、ハチは1匹、もしくは2、3匹程度の初期段階ですので駆除がやりやすいです。ですから、この時期に家の周りの巣を探してみます。6月以降は巣作りを開始することはほとんどありませんので、5月末の時点でハチの巣が無かったら今シーズンは大丈夫ということになります。

ですから、点検するなら、今でしょ!ただし、巣が小さいのとハチの数が少ないので巣を見つけ難いと思います。

2013年5月6日月曜日

田舎に多い害虫と害獣

都会に住んでいると自然の多い地域はのんびりで憧れます。どうしても隣の芝生は青く見えてしまいますが、田舎、都会それぞれにいい面と悪い面は当然あります。

悪い面のひとつである害虫は田舎でも都会でも発生します。今回は田舎(自然が多い地域)に発生する害虫や害獣を挙げてみたいと思います。農家の野菜を食害する「農業害虫」の類(たぐい)は除きます。

ムカデ‥見た目もグロいし噛むし、数も多くて害虫の中ではこれが一番問題ではないかと感じます。草むらや竹林に棲んでいます。特に、笹藪に棲息が多いと思います。一晩でけっこうな距離を移動するので、近くに笹やぶが無いか、引越しされる際に確認されるのが良いと思います。

アシダカグモ‥クモの巣を張らない巨大なクモです。ゴキブリをエサとするので益虫の面があります。不快害虫。

ゴキブリ‥都会、田舎問わず居ます。ぽつんとした一軒家なら居ないことが多いです。

ゲジゲジ‥ムカデと同様に周りに草むらがあるところに多いです。床下などに棲みます。不快害虫。

マダニ‥草むらに居て、人やペットを吸血します。

カマドウマ‥ジメっとした暗い場所を好み、ゲジゲジと棲息場所は同じようなところです。跳ねるし、トカゲの尻尾以上にいとも簡単に足がとれるのが何とも不気味で、個人的にはゲジゲジより嫌いです。俗称は便所コオロギ。不快害虫。

ヤスデ‥ムカデに比べれば小さいし噛むことはありませんが、大発生することがあります。

ハチ‥田舎の自然が減少の為、都会に進出著しいですが、田舎のほうが多いです。

カメムシ‥農作物を食害する種類もいますが、蔓(つる)性の植物に大発生しているのを見かけます。

蛾(ガ)‥夜には特に夏場は、ガに限らずいろんな虫が灯りに集まります。

蛇‥地域によりますが、マムシやヤマカガシの毒蛇は少なく、無毒のアオダイショウかシマヘビが多いです。

ネズミ‥都会のクマネズミに対して、田舎のネズミはほとんどがハツカネズミです。地域によってはこの2種ともに出没する場合があります。

猪、猿、鹿‥農作物を狙います。出没は山あいの自然豊かなところに多いです。

タヌキ、ハクビシン、アライグマ‥農作物を狙います。都会に進出著しいようです。

ヌートリア‥河原に巣穴を作り、川沿いでは農作物を食い荒らすことも。

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虫嫌いの方は、対策として家の周りの草を刈ることをおすすめします。草むらは多くの虫たちの棲みかとなっています。

また、ゲジゲジやムカデは自身より小さな虫を食べ、ムカデやアシダカグモはゴキブリを食べ、蛇はハツカネズミを食べと、エサを求めてやってきます。家や周辺には小さな生態系が出来上がっています。草につく小さな虫が居ないことは、より大きな虫たちを呼び寄せないことになります。

ただ、害虫と益虫の区別は人間の視点からのものであり、害虫と呼ばれる虫であっても、捕食したりされたりと、生態系の上では意味があります。この生態系のバランスが崩れると、あるひとつの虫が大発生することになったりします。