暑くもなく寒くもなくと、何をするにも動きやすい季節となってきました。気温20度あたりが人にとっては快適と言われますが、今はちょうどそのあたりの気温となっています。
しかし、我がままほうだいの人間にしたら、すぐにジメジメした鬱陶しい梅雨がやって来て、あっという間に暑すぎる夏がやって来るということなんでしょうね。
季節の恩恵を受けるのは人間ばかりではなく、多くの動植物にしても活動的になっていきます。害虫もまた然り。
問い合わせが多いゴキブリ系は夜行性の屋内性害虫の代表です。屋内性害虫とは、屋内を主に生息の場とし、人間の生活空間を利用して生活する害虫です。
冷蔵庫や厨房機器の裏側などにゴミが溜まっていませんでしょうか?
機器の裏側は常に暗いので夜行性で暗いところを好むゴキブリにとっては元々快適な場所です。掃除もあまり行き届かないところなので、ゴミが溜まりやすく、ゴミというエサや棲家を提供している状態になっていることが多いかもしれません。
普段、人目に付くところは掃除をしてそれなりに綺麗にするものですが、人目に付かないところはどうしても後回しというか、放置しがちなのは仕方がないのかもしれません。
ゴキブリにとっては人目に付くところが汚くなるのはそれほど関係なく、人目につかない場所(普段棲家にしている場所)が汚くなるのは大歓迎となります。
ゴキブリが多く発生しているようでしたら、そういった場所を綺麗に掃除する必要があります。棲家を一掃しなければなりません。一寸の虫にも五分の魂でゴキブリにも生きる権利があるよ、ペットみたいなものだよ、というのなら話しは変わりますが、、
ゴキブリに限らず大多数の動物は、それぞれの環境によってある程度の棲み分けがなされています。魚の場合で言えば、池の魚、川の魚、海の魚とそれぞれ居ます。水深によって棲み分けされたり、それぞれ好みの水温だってあります。砂地を好むものあり岩場を好むものあり、流れを好むものあり止水域を好むものもあり。
ゴキブリが殖えるということは、ゴキブリが好むような環境になっているので、できる限りそのような環境を提供しないことが最も大切なことになります。いくら繁殖力が強いと言われるゴキブリにしても、場所を選ばず殖えるわけではありませんので。
そうしたゴキブリが好む環境をできる限り排除した後に、薬剤を使用したりの駆除を考えたいところです。
これからは気温の上昇と共にゴキブリの殖えるスピードは加速していきます。駆除するスピードが殖えるスピードを越えないことには、状況は改善されません。