クロゴキブリと違ってチャバネゴキブリ(以下、チャバネと表記)は、卵の期間が短く、おおよそ二週間以内に孵化(ふか)します。
ニワトリの卵と同じように、ある一定の温度以上でないと孵化しません。二週間以上経ったチャバネの卵は死卵で孵ることはありません。
冬場は低温で卵が孵らない場合が多いのでチャバネの総数が少ない。さらに活性が低いので比較的チャバネを見かけません。
その数少ないチャバネはどこに居るかというと、暖かい場所に集まっています。
例えば、厨房内の閉鎖空間でしたら、その暖かい場所を探し、ピンポイントで駆除作業を行うことができます。
火事は燃え広がってしまったら手が付けられなくなりますが、火が小さいうちの消化、いわゆる初期消火が大切です。チャバネの駆除も同じで、殖える前に駆除を行うことが効率的です。
生息数が少なくピンポイントでの駆除作業ができる冬場は、効率よくチャバネを駆除することが可能です。
冬場にチャバネ駆除を行うことにより、春先からの大増殖を抑えることができます。