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2009年11月25日水曜日

時代とともに変わるネズミ

 下水整備がまだ充分されていない、町内ドブさらいが恒例だった頃のネズミといえばドブネズミでした。ドブネズミは泳ぐのを得意とし、その名の通り溝(ドブ)を泳いだり通路にして人間の食べ物を掠め取っていました。
 
 だんだんと下水が整備され、建造物も高くなるにつれ、泳ぎは得意だが木登りが苦手な溝鼠(ドブネズミ)は減少して、現在では水は苦手だけど木登りが得意なクマネズミにとって代わられました。

 溝鼠は警戒心が薄く、ネズミ捕り籠で比較的簡単に捕まえることができました。その捕まったネズミが入ったままの籠ごと水の張ったバケツに突っ込み、溺死させるのが普通でした。残酷な懐かしい記憶です。

 クマネズミは溝鼠に比べて警戒心がうんと高く、捕獲籠ではまず捕まえることはできませんので、各家庭で普通にみられたネズミの水責めは、最近はほぼないということでしょうね。

 このように、ネズミの種類が時代とともに変化してきました。また、ネズミ自体も変化します。毒が効かないクマネズミのことはスーパーラットといわれます。毒エサの成分に耐性(抵抗力)ができて、毒エサを食べたのに生きている。短命で子沢山のために、子孫が毒に対する耐性ができるのが早いのです。

 もっとも、スーパーラットにも効く!と謳った毒エサを使用したとしても、ドブネズミより警戒心の強いクマネズミに毒エサを食べさせる事自体が難しいのですが。


 

2009年10月19日月曜日

チャバネゴキブリ駆除リポート

 今日はチャバネゴキブリ駆除のリポートです。主にゴキブリ駆除をさせていただいてます居酒屋チェーン店のお店のひとつです。オープンしてから1年半。オープン後まもなくチャバネゴキブリは発生していたようですが、最近、特にひどく発生しているようでご依頼がありました。

 厨房機器の裏などにゴキブリの巣がある場合が多いので、シンクや調理台などを移動してスプレーしてみます。人目によくつくほどで、気になるほどのチャバネゴキブリがいる場合は、裏にはものすごい数のチャバネがいるもので、ここも例外ではありませんでした。





 ↓このように、ゴキブリのフンの跡があったり、隙間が多くあったりします。



 床の汚れを保護するためか段ボールが敷いてありました。これはいけません。ゴキブリの巣になっていました。

 ダンボールは安価で、野菜などを入れると保温性が高く外部からの衝撃性に耐え、物流に欠かせないものですが、この保温性の高さはゴキブリも大好きなのです。因みに段ボールにくっつてチャバネゴキブリも物流にのります。

 ダンボールが濡れたりすると適度な湿り気を帯びて、さらにゴキブリは喜びます。ゴキブリを飼育しているようなものです。とにかく、敷いてあるダンボールはすべて撤去しました。

 ダンボールは濡れなくて涼しい場所に置いてください。厨房にはなるべく置かないことですね。

 本日は、スプレーで殺虫したり隙間をつぶしたりして終了。次回は毒エサで仕上げです。

2009年10月3日土曜日

スズメバチの巣作り状況(終)

 都会に巣を作るスズメバチといっても、コガタスズメバチやキイロスズメバチなど数種類あります。種類によってまちまちですが、巣の大きさはバレーボール位の大きさが多いようです。

 巣は成熟に近く、現状からはあまり大きくなりませんが、巣を守るための意識がMAX(人への攻撃性がMAX)となりますのでご注意ください。














2009年9月28日月曜日

秋は繁殖の季節

 まもなく紅葉の季節です。年々、温暖化(?)により多少先にずれ込んでいますが、2000メートル級の山々でぼちぼち、1000メートル級では1ヶ月後あたりが見頃でしょうか。

 冬枯れの前の美しい紅葉。散る前の一瞬の輝き。
              
 短命の動物たちにとって紅葉になぞらえると、散る前の一瞬の輝きとは繁殖にあたるかもしれません。例えば渓流魚のヤマメやイワナであったり、ニジマスやアユであったり。

 ゴキブリも例外ではありません。ご家庭にでるクロゴキブリは冬にはあまり出没しないものです。1年中卵を産むとは言え特に秋に卵を多く産み付けます。

 真夏の頃に比べて動きが鈍いとはいえ秋には卵を産みまくりますので、夏以上に油断なりません。秋にしっかり駆除できているかが、来春のゴキブリの出没の多少にかかわります。卵を産みつける前での駆除が望ましいのです。

 ヤマメやアユは、秋から冬は釣りなども含めて禁漁期間です。卵を持った親魚を保護するためです。卵を持った魚は資源確保のために大切です。
 
 黙っていても殖えてしまうゴキブリ。卵をよく産むこの時期の駆除が大切ということがいえると思います。

2009年9月15日火曜日

チャバネゴキブリ駆除~キクノヨ

 チャバネゴキブリって中々減りませんよね~

 減らない理由として、第一に、その繁殖力が挙げられます。1個の卵(正確には卵鞘といい、カマキリみたいな卵の集合体)から30~40匹の子ゴキが生まれる。親ゴキは卵を頻繁に産む。死ぬ間際には抱えてる卵を産み落としてから死ぬ…etc.

 第二に、薬剤(食毒)に対して抵抗性を持ってしまっている為に、薬剤が効きにくいことが挙げられます。特にチャバネゴキブリは集団を形成し、ライフサイクル(世代交代)が早いので、メーカーの薬に抵抗性を持つチャバネゴキブリが現れてしまいます。

 メーカーが薬剤を開発 ⇒ やがてチャバネゴキブリが抵抗性を持つ ⇒ それに対抗する為にメーカーは新たに薬剤を開発 ⇒ 新開発の薬にもやがて抵抗性を持つ と繰り返されます。

 また、ゴキブリの嗜好性の問題もあります。場所場所によって食べない薬剤もあります。
 

 キクノヨでは…


 ゴキブリの巣を探し、巣にスプレーで徹底的に殺虫します。さらに喰いつきの良いベイト剤を設置します。

 この2点が柱で、完全駆除 ~ ほぼ0匹レベルになります。ほぼ0匹という表現になってしまうのは、チャバネゴキブリは、段ボールやP箱やビールケースなどに紛れて侵入してきます。

 但し、ほぼ0匹レベルにもっていくまでは時間がかかる場合もあります。床がいつも濡れている、厨房の温度が高い、ゴキブリの隠れる隙間やモノが多い、掃除が行き届いていない、などゴキブリが殖える条件が多いほど時間がかかります。

 このように、中々減らない理由がちゃんとあるチャバネゴキブリでも、最終的に居なくなります。

 

2009年9月5日土曜日

スズメバチの巣作り状況(5)

 現在のスズメバチの巣の大きさは、ハンドボール~バレーボール位になっています(ソフトボール位の小さいものもあります)。

 これから秋は、巣も大きくなり1年のうちで一番スズメバチが活発になる季節です。ハチの数も増え、巣の防衛のために攻撃的にもなっていきます。

 陽射しも弱まり、涼しくなると庭木の剪定をすることが多くなるかと思います。その際、知らない間に作られた木の中ほどにあるスズメバチの巣にはご注意ください。 











↓以下はアシナガバチの巣





2009年9月3日木曜日

ヤモリのフン

以前にネズミを駆除した会社から連絡がありました。社員食堂に設置してあるゴキブリホイホイに子ネズミが捕まっているとのこと。

ホイホイの粘着力でネズミがひっつくかな?ハツカネズミがホイホイにくっついたのは見たことありますが、ここで駆除したのはクマネズミです。

ホイホイの隙間から黒光りするゴキブリとは明らかに違うものがうごめいているという。子ネズミっぽいとのことです。

さて、

正体は、ヤモリでした。

とりあえず、ネズミでなくてよかった。

ヤモリは、蛾やクモ、小さなゴキブリなどの住まいの虫を食べてくれる益虫であり、漢字では「家守」「屋守」。家を守ってくれるものとされています。

助けようと、手を咬みつかれたりしながら、ホイホイからなんとか引き剥がして逃がしてあげました。

ヤモリとネズミは全然似てないですが、嫌いな方は直視できないものです。

以前にも、別の現場でのことですが、ネズミがいると言われて見てみるとコウモリだったり、巨大ネズミが居ると言われて正体はハクビシンだったり(笑)。

ここまでは全然似てないですが、似ているものもあります。

家の周りにある黒いフン。ネズミのフンとヤモリのフンはよく似ています。ただ、ヤモリのフンはパサパサで、手で軽く押すと粉々になりますから違いはよくわかります。

 ネズミのフンとコウモリのフンも良く似ています。コウモリのフンもヤモリほどではありませんが、パサパサで同様に粉々になります。

 従って、イモリのフンとコウモリのフンは非常によくにていますが、コウモリは群れで居ますので、フンがまとまって多くある場合はイモリでなくコウモリのフンと推測できます。

家の周りで、黒くて(灰色)、やや細長く、困る位の大量のフンがあるなら、イモリでなくコウモリで間違いないと思います。フンの山の頭上を日没ごろ観察してみてください。コウモリが飛び立っていくと思います。

2009年8月28日金曜日

チャバネの神髄

 ゴキブリは盛期を迎えています。特に条件が揃うと爆発的に殖えるのがチャバネゴキブリ。
 
 条件とは…
      1.高い気温(高温度) 
      2.ジメジメや水分が多い(高湿度)
      3.暗くて隠れる場所が多い

 どれかひとつでも欠けると、チャバネゴキブリはそれほど殖えません。 

 この3点の条件が揃うのが厨房です。チャバネゴキブリが業務用ゴキブリと言われるゆえんでしょうか。

 飲食店の場合では、今の時期は客席側も暖かくなっていますので、チャバネゴキブリが厨房から客席(フロア)に出張してしまうことがあり、お客の目に触れてしまうこともあります。

 厨房をきれいに使用しているつもりでも、案外、厨房機器の裏などにビニール袋やおしぼりなどのゴミが溜まっていたりします。

 殺虫スプレーを噴霧する場合では、ビニール袋やおしぼりの中に紛れたチャバネゴキブリに殺虫剤が行き届きませんし、そのビニール袋やおしぼり自体が巣になってしまうこともありますので、厨房機器の裏に溜まるゴミは定期に掃除をしたほうが良いでしょう。

                      ◇

 チャバネゴキブリが恐ろしいのは、その生態にあります。1回交尾をするとメスは死ぬまで5、6回以上は、卵を産むことができるのです。

 1回に1個の卵を産みますが、死ぬまでに分けて卵を産むことが出来るのです。卵を1個産み落としたら、3週間後にまた1個、そのまた3週間後にまた1個…

 繰り返しになりますが、交尾は1回だけなのに、死ぬまで間隔をあけて卵を産み続けることができるのです。そして1個の卵から孵る赤ちゃんチャバネは30~40匹!減らないはずですね~。

 さらに、卵持ちのチャバネゴキブリが殺虫剤を浴びると、死ぬ間際に体内の卵を産み落とします。ただでは死なんぞ!とばかりに、最後の力をふりしぼって卵という時限爆弾をセットしてから死に到ります。チャバネの神髄ここにあり!?減らないはずですね~。

 もちろん、キクノヨではなんとかいたします。

 

2009年8月3日月曜日

スズメバチの巣作り状況(4)

 現在のスズメバチの巣の大きさですが、小さいものでソフトボール位、大きいものでハンドボール位になっています。













2009年7月31日金曜日

ねずみ捕りシートの大量設置(2)

 前回の続きです。

 300枚余敷き詰めたネズミ捕りシート。四夜に渡って敷いてあったシートの点検です。結果は…



 捕れました。大ネズミ1匹と特大ネズミ1匹の計2匹です。特大ネズミのほうはまだ生きていましたので、昨晩あたりにくっついたのでしょう。大ネズミのほうは腐敗が激しい。初日にくっついたとしても、わずか4日で激しく腐敗するのは暑い季節だからです。


↑クリックで拡大(危険!)。可哀そうであり、気持ち悪いです。ネズミよゴメン。


 子ネズミが居る場合は、真っ先にくっつきますから、現在は子ネズミが居ないということでしょう。

 大きなネズミは警戒心が強いので、通常、シートでは中々捕まりません。大量設置でも必ずしも捕れるとは限りませんが、今回は成果が上がりました。

 大ネズミ2匹分減ったので、被害は大幅に減ることでしょう。でも、まだ何匹居るかはわかりませんので…

 今回は天井に新たに点検口を設けて、天井裏にシートを追加したりもしました。


 ねずみ捕りシートは、捕れなくなるまで敷いたままのほうが良さそうです。


 

2009年7月27日月曜日

ねずみ捕りシートの大量設置

 
 今日は、ねずみ駆除のご依頼を受けました一戸建のお宅へ伺いました。

 家がかなり広いのと、一人住まいということもあり、部屋のあちこちでネズミが出没(フンなどのネズミの形跡)してしまうということです。天井裏では、連日のようにネズミが走りまわる足音が聞こえてくるそうです。

 ネズミは人の気配が無いと、やりたい放題にすることが多い。また、建物が古いのも侵入経路が多い為に、ネズミが濃くなった原因のひとつと考えられます。

 駆除初日なので、まず大量のネズミ捕りシートを設置します。シートは毒エサと違ってネズミの死体の回収ができます。特に夏場に毒エサでネズミが死にますと、死臭による悪臭やハエの大量発生などの二次被害が出てしまいます。毒エサを使うにしても、極力ネズミの数が減ってからにしたいところです。

 ↓部屋の床にシートを敷き詰めます。最初が肝心です。最初にネズミの数を少しでも減らすために、しばらく(2週間以上)我慢していただきます。ネズミの前に人がくっつきそうなったり、どうしても生活の邪魔なら片付けてください(必ず捕れるとはかぎりませんが、敷かないと0%ですから)。




↓物置にも敷き詰めます。



↓物置には、食べ物がありました。写真はナッツ、ティーパック、ジュースのペットボトルも齧られて穴が開いています。食べ物狙いで寄ってきます。食べ物をしまうのがネズミ駆除の大前提です。



 物置にしまってある去年のお中元のソーメンとかネズミのエサになっていませんか?


 ↓天井裏にも敷き詰めます。天井裏の点検はこちらが行いますが、部屋や物置に設置したシートにネズミがくっついていた場合は、シート交換のご協力をお願いしています。




↓通路にも設置しました。



 キッチンにも無人になるとネズミが多く来るということです。就寝前にキッチンの床にセルフで設置していただけるということで、たくさんのシートをお貸ししました。翌朝、シートを設置したことを忘れて、自身が踏んづけてしまわないようにしてください。

 シートは上記の写真のように丁寧に敷き詰めるのが、より多くネズミを捕まえるポイントです。

 ペットや小さなお子さんがいらっしゃる場合は、シートを大量に床に敷くのはやめたほうがよさそうです。ネズミより先にくっついてしまいます。
 
 今回は設置したもの、お貸ししたもの含めてシートの総数300枚余り。

 次回は4日後にお伺いします。その状況により、次の対策の方針を決めて実施していきます。

2009年7月20日月曜日

ミツバチの種の保存方法

 食品としてや農作物の受粉に重要な役割を担うミツバチ。しかし、住宅の天井裏や床下などに巣をつくった場合では、ミツバチはやっかい者でしかなく度々駆除の対象となります。

 ミツバチの巣作りや習性は神秘的な感じがします。ミツバチの繁殖の仕方(種の保存方法)はスズメバチやアシナガバチと違っていて興味深いものがありますので、まとめてみたいと思います。


      軒下のミツバチの巣              

                    ◇

 花が咲き始める春。女王蜂を中心とした多くの働きバチは巣作りのために活発になります。女王蜂は産卵をし、産まれた働きバチ(すべてメスといわれる)は巣作りに参加します。冬を越すための大切な栄養源である花の蜜の採取にせわしく働き、巣を拡大していきます。

 ある程度働きバチが殖えて巣が大きくなると、女王バチはオスバチを産みます。働き蜂の中から、選ばれて栄養を多く与えられたものが新女王バチとして誕生します。

 新女王が誕生すると、旧女王バチは多くの働き蜂を引き連れて、大群で他の棲みか(新しい営巣場所)を探し求めていきます。この巣別れを分蜂(ぶんぽう)と言い、4~7月初旬頃までに行います。分蜂によるミツバチの大群が飛び立つのを見かけたことがありますが、ブーンとすごい羽音で、たいへんに迫力ある光景でした。


     分蜂後の旧女王蜂を中心としたミツバチの群れ


 新女王バチは、他の巣のオスと交尾し卵を産めるようになると、卵を産み働きバチを殖やし、再び巣を拡大していきます。

 女王バチが3、4年の寿命に対し、働きバチは春から夏の最盛期に生まれたものでは、短いもので2、3週間、秋などに生まれたものは、冬を越し5ヶ月程度の寿命です。生まれた時期により働きバチの寿命が変わります。

 ミツバチの蜜はもちろん人間に提供するわけではなく、冬を越すために蜜を集めているので、花が咲かなくなる秋まで必至で集めます。この蜜の蓄え量が冬を越せるかの分かれ目です。秋には巣の大きさは最大になります。この間、天敵であるスズメバチに巣を襲われることも多くなります。

 働き蜂は短い生涯で、寿命の長い女王バチの為に必至で働いているよう。「働きバチのように働く」なんかの表現がありますね。女王蜂を中心に人間のように集団社会を形成し、アリとともに社会性昆虫とも呼ばれます。

 そして無事に冬を超えると、花が咲き始める春に活動をはじめます。アシナガバチやスズメバチの巣の使用は1年限り。その点だけをとってもミツバチとの大きな違いがあります。

2009年7月10日金曜日

スズメバチの巣作り状況(3)

 現在の巣の大きさはソフトボールをひとまわり小さくした位でしょうか。まあ野球ボールでいいですね。栄養状態やスズメバチの種類により名古屋市内でも大きさに違いがみられます。



 ハチの巣はワンシーズン限りの利用ですので、その巣が来年に再び利用されることはありません。去年のハチの巣なら巣にハチは居ないことになります。



 軒下の巣の写真ばかりですが、スズメバチは木の茂みの中に巣をつくるケースのほうが断然に多いです。軒下は気づきやすいですからね。

 これから、木の剪定などをされる場合は、殺虫剤片手に木の棒かなにかで木をつついて、巣がないのを確認されてから作業されるのが良いと思います。無防備で刺激を与えると危険です。でも、木をつついた時に襲われるかもしれませんので、自己責任で。

2009年6月18日木曜日

ムカデ注意報発令中(3)

 明日はムカデの動きが活発になりそうです。ムカデの発生する環境の方はご注意ください。

 ムカデの発生時期は4月~11月位です。その中でも6月から7月中旬にかけてがムカデの動きが一番活発になり、目にする”機会”というより望まない遭遇をしてしまうシーズンです。

 もう、ムカデとかかわりたくない方はキクノヨまでどうぞ。


2009年6月16日火曜日

スズメバチの巣作り状況(2)

 トックリ型から外皮が形成されソフトボール位の大きさです。名古屋市内のマンションのベランダに巣を作っていました。こんなところにも作るもんなんですね~普通は木の茂みの中が多いのですが。軒下に作ることも稀にありますがこんなに低い位置は珍しいですね(地上約50センチ)。




2009年6月8日月曜日

スズメバチの巣作り状況

 現在のスズメバチの巣の状況です(名古屋市内)。まだ外皮が完成されておらずトックリ型。ハチの数は7、8匹程度です。



 これから急速にハチの数が殖えていき、トックリの周りに外皮が作られ、チョコレートケーキのようなお馴染みのマーブル模様のまーるい巣となっていきます。

 まだハチの数が少ないとは言え、刺すことにはかわりありません。実際、刺されてしまっての駆除のご依頼でした。ハチの数が少ないので不幸中の幸い1ヵ所だけ刺されて済んだようです(全然済んでないですね)。

 ハチ刺されは2回目に刺された時が怖い(アナフィラキシーショック)ので、一度でも刺されたことがある方は皮膚科でハチ毒アレルギーの検査をされたほうが良いと思います。たしか1,000~2,000円程度の費用だったと思います。

愛知のスズメバチ駆除 キクノヨ

2009年5月26日火曜日

いわく付きの物件

 いわく付き物件(殺人や自殺などがあった家など)を貸したり売ったりする不動産業者や大家は、借り主や購入者に対して、その件の告知義務があります。いわく付き物件は安いので、気にしない人はそういう物件をわざわざ探すこともあるそうです。

 では、ネズミやムカデは?そのようなことは聞いたことないし、ネズミやムカデの出没の告知義務の法律はないでしょう。

 でも、家賃3万ならともかく、いっぱしの家賃払っててネズミが出てしまった場合、たいていは大家さんが業者に依頼するなど対応してもらえることも多いかと思います。

 ムカデが出たら?ゴキブリと同等と見られて厳しいと思われます。ゴキブリと同等?・・・否! ムカデの恐怖は体験した人でないとわからないかもしれません。

 だから、虫が苦手な人は引越しを決める前に、その物件にネズミやムカデが出ないかしっかりと聞いておくことが良いかと思います。強く虫嫌いを訴えましょう。法律うんぬんでは無く親切な業者なら教えてくれたり、調べてくれるかもしれません。

 でも、引っ越してみたらビックリ!ムカデが出る。特に虫嫌いでなくともムカデはきつい。外でムカデに出会うのは仕方ない、でも部屋では許せないその気持ち・・・ご察しします。その恐怖をわかった上で施工いたします。

2009年5月19日火曜日

ねずみの武器

 ねずみは食べ物を齧(かじ)るのはもちろん、通路を確保するためにも歯を使います。人が来たりして途中で諦めることもありますが、齧り出したら自身の体が通れる大きさまで齧ります。下の画像はシステムキッチンの一角の食器洗浄機が齧られました。これが自分の仕事だ!とでも言うかのように見事に齧っています。



↑上部のプラスチックの部分が齧られた。(画像クリックで拡大します)


↑拡大



↑下部のプラスチックの部分も。

 
 プラスチック素材は適度な柔らかさで齧りやすいのでしょう。よくあるのがエアコンの配管である水抜き用のドレン(プラ製)が齧られる例。夏場のエアコン使用時季に天井から水が滴っていたら、ドレンがねずみにやられている可能性があります。当然ですが、ねずみが大きいほどよく齧ります。稀に塩ビ水道管まで齧る場合もあります。

2009年5月13日水曜日

悪臭の原因は?

 暑くなってきました。暑い季節に度々問題になる(ご相談がある)のはウジ(ハエ)の発生と臭いです。これらの発生原因は動物の死骸によるもので、家の中(室内、天井裏、床下、壁内)で動物が死んでいるのが原因です。
 
 家の中で動物が死ぬということは、たいていネズミの場合が多いです。まず、ウジはハエの幼虫ですので、ハエがネズミの死体に卵を産み付けたことにより発生します。(ウジが湧く)ウジが見当たらなくてもハエがやたら多くなったりします。

 ウジやハエも気持ち悪いですが、臭いのほうがキツイです。真夏の生ゴミのクサい汁やそれのかかったゴミ箱から発する臭いをもっと気持ち悪くしたような、どよーんとした悪臭。要するに死臭。

 これらの問題を解決するには、ネズミの死骸を取り除くのが一番早いです。ネズミの毒餌を天井裏に置き放しにしていませんか?ネズミ捕りシートにネズミがくっついて死んでいませんか?死んだネズミが大きいほどクサくなります。

 臭い立つ季節では、小さなネズミとは言え死んで腐るとかなりの臭いを発するものです。

2009年5月6日水曜日

ムカデ注意報発令中

 今日6日(水)と明日あたりはムカデの動きが活発になりそうです。ムカデが発生する環境の方はご注意ください。

 ところで、ムカデに咬まれたらたらどうするのか?私の場合はムカデに咬まれたことはないのですが、ハチ刺され用に常備している抗ヒスタミン薬含有の軟膏を塗る予定です。(注:これが応急処置として最適かは医師でないのでわかりません)。ムカデの出る環境の方は、万が一のことを考えて対処法を調べたり、薬を常備したりすることで、万が一咬まれてしまった時に多少は慌てなくて済むかもしれません。特に抵抗力の弱い子供やお年寄りや各々の体質によって、咬まれた場合に特に腫れがひどくなるケースは予想されます。

 万が一とは書きましたが、キクノヨへムカデ駆除のご依頼される方はけっこうムカデに咬まれたケースが多いです。もちろん咬まれたから放ってはおけないということですから多いのは当然かもしれませんが…

 ムカデは獲物(エサ)を捕るときに咬みつき毒を注入しますが、人には反射的に咬みつくようです。布団や靴や洗濯物の中に紛れ込んでいたのを人が気付かずに手や足で触れて刺激を与えてしまい、反射的に咬みつく感じです。

 ムカデに咬まれてしまった時の備えも大事ですが、キクノヨへご依頼されるのがムカデに対する最大の備えではないかと…宣伝チックな締めくくりとなってしまいました(笑)
 

2009年4月28日火曜日

ダニ退治の近道はネズミ退治

 非常に痒(かゆ)いです。ネズミの駆除に連日伺ってダニに刺されたようです。毎日違う現場なので、どこで刺されたのかわかりません。刺された瞬間はわからないし、ダニは見えないし、時間差で痒みが襲ってくるからです。別にどこでだっていいのですが。

 眠れなくなるほどではないのですが、けっこう痒い。刺された跡もしっかり残っています。まだまだダニに刺されるのは、ネズミが原因と知らない方も多く、せっせと掃除機をかけたり布団を乾燥機などに入れたりしても痒みが収まらずに悩んだり。


 痒みの原因はなんなのか?

 ⇒ダニとネズミの関係

 ⇒時間差攻撃+思い込み


 掃除機を何度も躍起になってかけたり、燻煙剤を繰り返し使う前に、ちょっと冷静に調べたり考えると無駄な労力を使わずに済むこともあります。


2009年1月27日火曜日

特定外来生物

 外来生物による生態系の乱れや、外来生物が人にとって損害をもたらす害虫や害獣になってしまう事を規制する法律があります。
 
 ⇒外来生物法 です。

 この法律を簡単に言うと、外来生物(外国から入ってきた動植物)の中でも特に危ないやつ(在来種を駆逐したり繁殖力が強い生物)を ”特定外来生物” と指定し、それらの飼育、保管、運搬、輸入、野外に放つのは原則禁止とし、違反者には罰則があると言うものです。

 特定外来生物のリストを見るとお馴染みの動物もいます。私が知っているのは、ヌートリア、アライグマ、カミツキガメ、ウシガエル、チャネルキャットフィッシュ(通称:アメリカナマズ、河フグ)、カダヤシ(ほぼメダカ)、ブルーギル、コクチバス(通称:ブラックバス)、オオクチバス(通称:ブラックバス)、セアカゴケグモ、ウチダザリガニ、アルゼンチンアリ、ボタンウキクサ(通称:ウォーターレタス)でした。

 次いで危ない、要注意外来生物リストを見ると、グッピーやタイリクバラタナゴなど観賞魚でおなじみのものも。意外?ハクビシンはどちらにも入ってないようです。既に帰化動物になってしまったのでしょうか?いずれにしろ、今後リストにはどんどんと外来生物が追加されて行くことと思います。

                  ◇

 駆除業者にとっては、特定外来生物の扱いに留意しなければなりませんし、ペット好き植物好きは、特定外来生物を捕まえてしまっても、飼わないでその場ですぐ逃がさなければなりません。
 
 要するに、生態系を守って行く心構えとして、外来種の取扱いは当然として、日本古来の在来種であってもペットとして飼ったなら寿命が尽きるまで飼いきる。飼いきる覚悟がなければ安易に飼わない。どうしても飼いきれなくなったとしても、元に居た場所に返す。

 具体的に言うなら、ペットショップで購入したペットを飼いきれなくなったら、ペットショップに引き取ってもらったり、祭りの金魚すくいで安易に持ち帰らない。それを川に放すのはもちろんダメ…と言ったところでしょうか。

2009年1月20日火曜日

水道管を齧るネズミ

ネズミは何でも齧り(かじ)ますが、今回の現場は不運にも水道管を齧り、派手に漏水となったようです。二日連続で水道管を喰い破り(齧り破り)、放ってはおけないと言うことでネズミ駆除のご依頼がありました。

店舗のためか、塩ビの水道管が天井裏に配管されていました。金属製ならネズミも歯が立たなかったでしょう。

夜中のうちに水道管を食い破ったので、朝には階下は大洪水で大変だったそうです。階下の石膏ボードの天井が水で抜け落ちており、被害の大きさが見てとれます。それでも、階下もご依頼主様所有で、補償問題にはならず不幸中の幸いです。(店舗で夜中は無人)

水道管内は常に一定以上の水圧がかかっているため水道管に穴が開くと、漏水というより噴水状態になります。こんな時はいち早く止水栓(元栓)を閉じてください。

下の写真は実際にネズミが齧って漏水した水道管です。一見、穴が開いてないように見えますが、水圧がかかっているので、ネズミが齧っていき小さな亀裂ができた瞬間に水が吹き出します。

塩ビ管とは言え肉厚のある水道管を喰い破るとは(それも二日連続で!)とんでもネズミがいるもんです。実際こんなことは滅多にありませんが、駆除できるまで水道管を齧らないでくれと願いながらの業務となりました。



その後は… 

水道管を齧られる前にネズミは駆除できました。めでたしめでたし。

2009年1月13日火曜日

冬こそチャバネ駆除

 朝から雪が舞っています。気象庁的には初雪ではないと思いますが、自分の認識では初雪です。雪が降るほど冷え込む冬は、チャバネゴキブリの動きも鈍くなったり、見かけなくなったり遭遇率が下がりますが、しっかり生息しています。
 
 参考→冬のゴキブリはどこに

 このようにチャバネゴキブリは温かい場所にじっとして春を待っているわけですが、生息数も少なくなっています。

 寒さで死ぬものあり寿命で死ぬものありなんですが、寒い時期は動きが鈍くなる、即ち繁殖行動も鈍くなる為に殖えないので、冬場は数が少ないのです。

 ですから、毎年チャバネゴキブリが発生する場合は、数が少ない冬の間に駆除をするのが労力が少なくて済みますし、キクノヨでも費用が抑えられます。春になって繁殖が活発になり広がりを見せる前の冬こそが、チャバネゴキブリを全滅させるには絶好の季節というわけです。
 

2009年1月5日月曜日

新年のご挨拶

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 旧年中はキクノヨをご愛顧いただきありがとうございました。今年もご依頼者様に満足いただけるような駆除サービスをスタッフ一同心がけてまいります。

 そして、皆様がご健康とご多幸の多い年となりますようお祈り申し上げるとともに、不運にも害虫や害獣の災難に見舞われてしまった際に、キクノヨの駆除サービスによって更に良い年と成るべく、お役に立てる事が出来れば幸せに思います。

(害虫駆除キクノヨ)