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2015年11月25日水曜日

効率的なチャバネゴキブリの駆除

冬の入り口に差し掛かかりました。今シーズンは現在のところ、例年に比べて気温の高い日が多くなっています。寒さの苦手なチャバネゴキブリにとっては殖えやすい傾向にあります。

ところで、同じ物事を進めるにしても効率よく行えるタイミングがあります。例えば、夏場に痒かった水虫。今はなんともなくても、実は痒くない冬場の治療が大切なんだそうです。

水虫菌である白癬菌は、高温多湿の条件で増殖し、足に痒みをもたらします。低温低湿度の冬場は、白癬菌の数が少ないので痒くありませんが、痒くないだけで白癬菌が完全に居なくなったわけではなく、足の角質の内部に息を潜めています。

水虫の症状が出ていないだけで完全に治っていないということです。だから夏になると菌が殖えて痒くなってしまいます。

毎年、水虫に悩まされる方は、痒くもなんともない冬にこそ水虫の薬を塗ったりの対策をするべきです。白癬菌を根絶するチャンスです。

チャバネゴキブリの駆除も同じことが言えます。冬場は大人しいチャバネゴキブリですが、高温多湿になる夏にはイヤになる位に増殖します。冬は数が少ないだけで居なくなったわけではありません。数が少ない冬こそ全滅のチャンスです。

チャバネゴキブリ成虫(実物大)

(拡大写真)

火事には初期消火。ガンは早期発見治療。やはり、大きくなったり殖えてしまってからの対策は大変。何事も被害の小さいうちが効率的です。

(愛知のゴキブリ駆除キクノヨ)

2015年11月18日水曜日

セアカゴケグモの調査

小学校内で度々セアカゴケグモが出没するということで調査と駆除を行いました。

セアカゴケグモは毒蜘蛛ですが、攻撃性はなく大人しいので、偶然知らずに素手で触ったりしないかぎり咬まれることはありません。

今回は、生徒の植木鉢の裏に数匹発見されたとのことで、生徒が自分の植木鉢を持ち上げた時にクモに触れてしまい咬まれる恐れが出るということでの調査です。

まず、セアカゴケグモが営巣(えいそう)する場所ですが、エサとなる小虫が多く、陽当たりのよい場所とされています。陽当たりがよくても直射日光は苦手なので、人工物の陰や裏などに棲みつきます。

植木鉢を置く場所は、たいてい陽当たりがいいですし、植木鉢の裏は窪みがあるので、たしかにセアカゴケグモにとっては、棲みつくにはいい条件かもしれません。


植木鉢の裏



調査の結果、植木鉢付近の配管を支持する金具の裏側で見つかりました。


ゴキブリ用の殺虫スプレーを噴射すると落下しました。

逃げ足には思った以上のスピードがありました。繁殖力が強いとされる外来種にして、この足の速さも加わって生息範囲を拡大しているのでしょう。

セアカゴケグモ(メス)

名前のとおり背が赤く特徴的なクモなので判別しやすい。

ただし、メスの体長は約10ミリありますが、オスは3~5ミリと小型で、色もはっきりしないため、オスのセアカゴケグモと他のクモとを見分けるのは、専門家でないと難しいと思われます。

(株式会社キクノヨ)