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2008年12月25日木曜日

ダニとネズミの関係

 ダニと言えば高温多湿の梅雨に多く発生するイメージですが、梅雨や夏場以外の季節、今なら冬の真っ只中に体に痒みや発疹(ダニ刺され)があり、尚且つ天井裏にネズミが居るようであれば、ダニの発生原因はネズミで間違いないでしょう。

(よくあるケース)
 天井裏でネズミががさごそしていたが多少のことなので我慢していた。 → ほどなく体が痒くなったのでダニだと思い、じゅうたんを念入りに掃除機をかけバルサンなど薬剤散布。 → 少しはよくなった気がするがやっぱりすぐに痒くなる。 → 我慢できずに皮膚科へ行ったら、家にネズミがいるなら原因はネズミだと指摘され「家のネズミを駆除してください」と言われた。 → ネズミ駆除を開始。 → ネズミが居なくなったら痒みも収まった。

 皮膚科に行けば、診察と問診によりほとんどの場合はダニの原因はネズミではないかと指摘していただけますが、中には指摘されない先生もみえます。ヤブ先生と言うよりも、その地域にネズミが多いか少ないかに関係があるのではないでしょうか。季節外れのダニ刺されの診察が多い地域の皮膚科の先生は、家にネズミが居るようなら発生原因はネズミではないかと真っ先に疑うからです。

 私も天井裏を覗いたり上がったりすることが多いので、ネズミが濃いと痒くなることもしばしばあります。痒みって激痛は別にして痛いのより辛いかもしれませんよね。また、男性より女性や子供が痒くなるケースが断然多いようです。家に居る時間が長いせいなのか、肌がデリケートだからダニに好まれるのか?

 見えない恐怖の敵は、動物(主にネズミ)に寄生するイエダニです。

 

2008年12月2日火曜日

スズメバチ補助制度終了

 そろそろスズメバチの季節も終わりです。今年度で名古屋市のスズメバチ類駆除費の補助制度が終了します。この制度は、名古屋市民がスズメバチの駆除を業者に依頼した場合に、名古屋市が費用の半額を負担してくれるというものでした。(3年間実施されました)

 こんなところにも官から民へ。来年度からは、ご依頼者の負担(名古屋市民)は増すことになりますが、キクノヨではなるべくご負担の少ないような料金体系にしたいと考えます。

 今年はスズメバチやアシナガバチの発生は少なかったようですが、来年度からは何ともわかりません。当たり年になるか、はずれか…運悪く庭木や軒下にスズメバチの巣ができてしまったら、無理せずキクノヨまで。スズメバチは大変危険ですからね。

2008年10月21日火曜日

低薬剤駆除

 ここのところ、冷凍餃子、事故米、粉ミルク、冷凍インゲンなど輸入食品から検出されている農薬や殺虫剤問題が、連日マスメディア上を賑わしています。良く耳にする、成分名のメタミドホスやジクロルボスは、普段使うゴキブリやハエや蚊用の殺虫剤の成分とは、種類は違えど目的(害虫を殺す)は同じです。

 殺虫剤、農薬、農薬系殺虫剤などの区分はありますが、簡単に言うと「害虫を殺す効果はあるが、人の体にとって良くはない」と、ひとくくりできます。

 農薬系の殺虫剤は、ゴキブリを殺す殺虫剤に比べて薄い(ラットにとっての毒性)ですが、「虫喰い」がないよう商業ベースでの作物の収穫に固執し、害虫を殺す効果のみ追及してしまえば、何度も使用したり濃くして使用すると、「人の体にとって良くはない」→「人の体にとってたいへん有害」となってしまいます。これが基準値を超える残留農薬です。国のお墨付きは「使用法を守り、散布量は必要最小限度内で使用すれば、ほとんど人に害はありません」というもので(俗に言う用量用法を守る)、農薬でも殺虫剤でも病院の飲み薬でも何でも同じで、度を過ぎればかなり有害と言えます。

 ところで、害虫駆除業というと 噴霧器や機械などで、”薬をまき散らす” というイメージがあるようなんですが、弊社に限ってはほとんど薬を使用しません。なにより、薬をたくさん使用して吸い込んだりしたら、毎日の仕事のことですし自身がまいってしまいます。

 特に、赤ちゃんや小さいお子様やペットがいる方、毎年バル○ンで部屋中を薬まみれにする方、殺虫スプレーでゴキブリやムカデを追いかけている方、殺虫スプレーは使いたくないが仕方なく使っている方(ほとんど?)、アレルギーや薬に過敏な方などはもちろん、害虫でお困りの方はご相談ください。

2008年10月6日月曜日

ネズミの引っ越し

 秋です。ちょっと前まではクーラーで冷房し、扇風機を使い、今でこそ何も使用していませんが、ちょっと寒くなると暖房機器を意識しだす。冷暖房を何もしない期間はどれくらいだろうか。あるとつい使ってしまう。快適だけどひ弱になりそうなんで、本当に寒くなるまで使わないようにしたいと思っています。

 ところで、寒くなってくると、衣服はもちろん冷暖房の手段を持たない動物達は暖かい場所(快適な場所)を求めます。ゴキブリは暖かい冷蔵庫の周りに、魚は深みに、猫は車のボンネットの上に、渡り鳥(エサや繁殖の為も)も飛んでいきます。ネズミも例外ではなく、暖かい建物内に入り込む場合が多く、実際、一年のうちネズミ駆除の依頼が一番多いのが秋となっています。

 ネズミの中で一番横行している種類はクマネズミです。クマネズミは東南アジアが原産なので寒さに弱く、この時期に天井裏が騒がしくなったらクマネズミで間違いないと思われます。逆に天井裏が熱くなり過ぎる夏には、屋内から居なくなる場合が多く、涼しい場所(快適な場所)に移動します。

 移動してきたネズミは、居心地が良さそうか判断し、気に入れば棲み着きます。ゴキブリを食べるので、建物内にゴキブリがいるとネズミにとってポイントが高いと思います。

 良い面もあります。ネズミがゴキブリを食べてくれるので、ネズミが棲み着くとゴキブリの数は大幅に減ります。いくらゴキブリが減るといっても(状況や人それぞれでしょうが)居候されてのお困り度は、ネズミ>ゴキブリが一般的でしょうから。

 

2008年9月27日土曜日

秋のゴキブリ君

 秋になると朝晩の冷えみを感じる日が増えてきます。体調管理には気をつけたいところです。ゴキブリ君も同じように思うのか、より温かい場所に移動してきます。

 例えば、今までゴキブリ(クロゴキブリ)が出なかったのに、秋になって急に家の中に現れたりするケース。理由として、暖を求める他に繁殖の為もあると思います。ゴキブリ君は他の虫と同じように、冬には死んでしまったり、物陰に隠れてじっと春を待ったり(冬眠)します。その冬の前に、子孫繁栄のための勢力拡大を図るため(卵を産む場所を求めて)移動してくるというわけです。

 夏に比べればゴキブリ君の動きが鈍いので、スプレーでの殺虫はしやすい反面、人目にもつきやすいのかもしれません。出来れば卵を産み付けられる前に駆除をしておきたいところです。

2008年9月22日月曜日

巨大なクモと蚊

 秋は害虫が活発になる季節です。クモもそのひとつで、この時期は巣を張りまくります。中でも不快度、ビックリ度ではムカデにも勝るとも劣らない(主観的ですが)のがアシダカグモです。子供の手のひら位の巨大なやつです。このクモは巣を張らずにゴキブリなどを捕食します。たしかに逃げ脚は速く、ゴキブリよりも速そうな感じです。

 不運にもアシダカグモに遭遇してしまったら、殺虫剤をかけまくれば死にますが、大きなクモだけあってなかなかしぶとくて、すばしっこい。それよりもエサとなるゴキブリが多いと遭遇率が高くなるのは間違いありませんので、ゴキブリを減らすのが一番の予防策でしょう。
 ⇒アシダカグモ

 あと、巨大な蚊がいます。ガガンボです。吸血はしません。その点は安心です。
 ⇒ガガンボ

2008年8月22日金曜日

コウモリ駆除

コウモリの駆除に伺いました。何が問題になるかと言いますと糞尿です。コウモリは群れで生活しているのと大食漢が要因で大量のフンで汚します。見た目の不気味さやダニの問題もあると思いますが、糞尿が問題になる場合がほとんどです。

コウモリのフンは独特の芳ばしい(悪い意味で)匂いがします。他に例えるなら、ん~、オルトランとか科学肥料の匂いに少し似ている感じがします。コウモリのフンを畑に撒けばきっと良い肥料になるに違いありません(?) 姿は見かけないが何となく肥料臭かったら、人知れず天井裏にたくさんのコウモリが棲みついているかもしれません。

コウモリはガ(蛾)などの害虫を食べる益獣といいますか、生態系のひとつとして殺すことは避けなければいけません。法律でも殺すことは禁じられている、人と同じ哺乳類です。

追い出し作業開始。

コウモリ君に恨みは無くても、コウモリ君にとっては嫌がらせでしかないけど、早いとこ別の棲みかを見つけてね。

2008年8月7日木曜日

赤ちゃんにも安心

 強力な薬を使うの?赤ちゃんが居るけど大丈夫?ゴキブリ駆除で良く受けるご質問です。食品添加物、農薬、殺虫剤など特に口から入る科学物質には敏感となってきたのが時代の流れで、その一例として氷殺ジェット(殺虫成分ではなく凍らせて殺すスプレー缶)は発売開始からヒット商品でしたが、引火、爆発事故が相次ぎリコール(回収)となり販売中止となりました。使用したことはありませんが、普通のスプレー殺虫剤より多く噴射してしまい、引火しやすくなったのではないでしょうか。すべてのスプレー殺虫剤はLPガス(可燃性)ですから、もちろん氷殺ジェットでなくても火ダネの近くでのスプレー式殺虫剤の使用が危険なのは変わりありません。(ほぼ常識に近い?)

⇒氷殺ジェット

 冒頭の質問に戻りますが、ゴキブリ駆除においては、侵入防止、環境改善などに徹底していますので、薬剤は少量使う程度ですから、安全、安心に加え長期的な効果があります。赤ちゃん、ペット、アレルギー体質の方などすべてに優しいと言えます。
 
 あっ、ゴキブリ君にとっては優しくないですね(笑

2008年7月29日火曜日

蜂の子の味

 高級珍味のひとつである”はちのこ”(蜂の子)。蜂の駆除をしたら食べなければもったいない。もちろん、食べる場合は殺虫剤を使わないで蜂の巣を回収します。この時期はまだ巣が小さく、幼虫(はちのこ)の数が少ないので、塩炒めで食べることに。味は鼻に抜ける香りがピーナッツぽいところがあって、ねっとりした食感です。特に美味しいとか不味いとかではなく、高タンパクでウナギのようにスタミナがつきそうで、ありがたい珍味、酒の肴といった感じでしょうか。

 食べていると生焼けだったのか、ものすごく生臭いものが混じっていました。吐き出しましたが口の中の余韻は何とも言えない生臭み感でした。はちのこは生食もするそうですが、市街地で駆除するスズメバチの巣は、コガタスズメバチやヒメスズメバチが多いので、長野や岐阜の山奥でお土産としての蜂の子やスズメバチとは種類が違い、味は少々(だいぶ?)違うのではないでしょうか。とにかく、今回のスズメバチは生食はかなりきつい臭みです。

 生食全般に言えますが、熱を通したもに比べて多少の危険を含みます。例えば、アユの背ごしやイワナの刺身などの川魚は酒の肴には最高ですが、寄生虫の心配があります。(養殖ものは寄生虫が棲みにくい環境にあるのでかなり安全なようです。)

 ある呑んべえは寄生虫の心配より珍味への興味が勝り、アルコールで殺菌されるから大丈夫!と自分に言い聞かせます(笑)。でもやっぱり、淡水魚と昆虫はしっかり熱を通して食べるのが無難ですね。今回は生焼けの蜂の子を食べてしまいましたが、ちょっぴりなので大丈夫でしょう! たぶん…(笑)

2008年7月22日火曜日

そっくりさん

 モリチャバネゴキブリという屋外に生息するゴキブリがいます。生息場所は主に枯葉の下(腐葉土)で、この時期、枯れ葉をさばくと普通に見られることが多い虫です。屋内性のチャバネゴキブリと瓜二つで、名前のとおりこの2種は非常に良く似ています。

 たまに棲みかから離れて建物の外のドア付近をうろついているモリチャバネを見かけてドキッとすることがあります。もしかしてチャバネ?(チャバネは繁殖力が強く殖えると大変)でも、たいていはつっついてみると、そのうち飛び立ってやっぱりモリが付くチャバネのようで、やれやれと。

<そっくりな点>見た目(大きさ、動きなどすべて)、まとまってウジャッと居る場合が多い。
        
<全く違う点>生息場所(モリチャバネ…枯葉の下など屋外。チャバネ…厨房など屋内)、モリチャバネは飛ぶ、チャバネは飛ばない。(正確には飛べない?)

 チャバネゴキブリとモリチャバネゴキブリは、国産ウナギと中国産ウナギの違いぐらいにほんとそっくりです。偽装表示されたとしたら分かりゃしません。もちろん、味ではなく見た目がですが、食べたら味のほうも似ているかも(笑)。

⇒モリチャバネゴキブリ

2008年7月21日月曜日

ハチ刺されリポート

 先日ミツバチの駆除に伺いました。ハチ防護服を着ていたのですが、ちょっと足元が甘かった。ブーツではなく普通の靴で作業したので、足の甲を靴下の上から数か所刺されてしまいました。そんなに刺された感じはしなくて当日は大丈夫でした。しかし、次の日にはけっこう腫れてしまいました。両足を刺されたのですが、左足のほうが右足に比べて約1.5倍になっていました。右足の腫れはほとんどなかったです。よく見ると左足の刺し跡は集中して6カ所ほどあり、集中攻撃により腫れてしまったと思われます。(むくみ腫れ)

 ずっと前にハチのアレルギー検査を受け特に問題は無かったのですが、もちろんアレルギー過剰反応が無いというだけで刺されればこのように腫れてしまいます。一番ちっちゃいミツバチでも、何匹かに集中して刺されると、こんなに腫れてしまうんだと油断を反省しています。2日目の今日、左足は1.4倍位に戻ったようです(笑)。痛いと言うより痒い。飲酒すると更に痒い!血の巡りが良くなるからでしょうか。

 行楽シーズンは野外にいろんな刺す虫が居ます。ハチ類は標高が高いところには居ませんが、低い林に巣をつくります。特にスズメバチだけは注意しておきたいところですね。

2008年7月12日土曜日

北上する虫たち

 今日は朝から晴れわたりほんとに暑かった。梅雨明けはもうちょっとらしい。梅雨明け頃にはセミが鳴き始めることでしょう。 セミといえば定番がアブラゼミでレア物がクマゼミでした。でしたと言うのは子供の頃の話で、近年では逆転してクマゼミのほうが多いです。(鳴き声が)

 温暖化の影響だろうか?と思うのですが、ゴキブリ駆除でも感じます。ワモンゴキブリがほんとに多くなりました。クロゴキブリは家庭ゴキブリでおなじみのやつですが、ワモンゴキブリはビルに多く生息します。(ビル内は暖かいのが理由)ワモンは九州など暖かい地方では定番のゴッキーだそうですが、この地方(東海)の家庭に進出する日は近いかもしれません。(マンションでは一部いる事でしょう。)

 クマゼミはアブラゼミよりひとまわり大きいですが、残念なことにワモンゴキブリもクロゴキブリよりひとまわり大きいのです。見たらギャー!です。クロゴキブリでギャー!の方はワモンゴキブリを見たらウギャー!もしくはギャオー!かも(笑)

 ⇒クマゼミの現状


2008年6月24日火曜日

今年はヤスデが多いかも

 ヤスデのお問い合わせが多いです。ムカデやヤスデは梅雨の時期に多く発生するのですが、この梅雨は現在までのところ、曇天傾向で大雨にならず適度に土が湿った状態が、ヤスデが多く発生する条件となっているのではないでしょうか。雨が多いとヤスデよりムカデのほうが多くなります。(発生やお問い合わせ)不快度や危険度ではムカデ>ヤスデだと思いますが、ヤスデは数が多すぎて気持ち悪い!といった感じでしょうか。中には室内まで入ってくる場合も。

 ⇒ヤスデの生態

 梅雨明けすれば落ち着くと思いますが、、
 早く何とかしたい方はキクノヨまでどうぞ。


2008年6月17日火曜日

時間差攻撃+思い込み

 今日は快晴で気温は高く、汗がまとわり付くまではいかないが、梅雨らしく湿気はそこそこという感じでした。

 温度、湿度が高いと野外ではダニが多く発生します。蚊に刺されるとまもなく痒くなりますが、ツメダニの場合は刺されて(噛まれて)痒くなる(発疹ができる)のは、数時間から数十時間後です。

 庭の草むしりはしましたか?山へキャンプは?前日に犬の散歩で草むらには?何の問題もないのに、寝室(布団やベッド)でダニが増えているから痒いんだ、と思い込んでいる場合があります。

 思い込み(特にネガティブの方向)にあまり良いことはありません。ネズミやチャバネゴキブリは駆除できないと思い込んでいませんか?こちらは思い込みというより、信念で駆除していきたいと思います。

 年齢と共に頭は固くなるそうです。何事も頭を柔らかくして考えたいものですね。自戒を込めて

2008年3月24日月曜日

腐乱死体

 今日はあるお店のねずみ対策にお伺いしました。商品がねずみに齧られたり、何より悪臭がするとおっしゃられます。たしかに臭い。この匂いは知ってるぞ!と確信しました。

 臭気測定により匂いの場所の目星をつけ、壁をめくったところ、ビンゴ!大きなねずみの死骸を発見できました。間じかだとものすごく臭くてほんと酔いそうです。腐乱の一歩手前位で、内臓が発酵してねずみの腹がパンパンに膨れ上がっています。なんとか取り除く事ができ、匂いの元を断つ事ができました。これだけ大きなねずみの場合、そのままだと一ヶ月位は臭いままだったことでしょう。

 暖かい春の陽気が続き、週末には桜が見頃を迎えるそうです。暖かいということは、物が腐りやすくなり、食中毒の心配や生ゴミなどの匂いも立ってきます。原因不明の悪臭があったら、ねずみか何かの動物がどこかで死んでいる可能性があります。
 
 今回は初めてお伺いした現場で、キクノヨがやっつけたねずみの死骸ではありませんが、駆除屋にとって、匂いのことに気を使いながら駆除しなくてはならない季節になったんだと実感した日となりました。

2008年2月29日金曜日

アリの駆除

 今日、2月最後の日は晴れわたり暖かい陽気でした。小春日和という表現はおかしいでしょうか。明日には3月に入り、暦の上ではとうに春。仕事日和、駆除日和となりました。

 現場は、一年を通していろいろな虫が事務所に出るということで、初めて駆除にお伺いしました。寒い時期ということもあり、現在のところはアリのみ事務所に発生しているという状況です。周りは草むらが多いので、春にはいろんな虫が入ってきそうです。今までどんな虫が出るのかお聞きしたところ、アリの他にゴキブリやムカデが出没し、なかでも一番多いのは、足がいっぱいある虫ということで、名前はどなたもわからないという状況です。虫はたいてい足がいっぱいありますが…

 ムカデ以外で足がいっぱいとなると、ダンゴムシ、ゲジゲジ、ヤスデあたりでしょうか。ダンゴムシは有名だし、ゲジもそれなりに…ヤスデではないかと思われます。ヤスデは大発生しますので。もしかして未知の害虫だったり。未知でもどんな虫でも大丈夫です。侵入する隙間をどんどん潰していきます。時代劇かなんかの文句「この先はネズミ一匹アリ一匹通しません」状態へ。アリ一匹までは言いませんでしたか。でも、さすがにアリ一匹は無理でしょうが、そのくらいの気合でやるからアリより大きな虫はきっと大丈夫?

 アリ退治開始。デスクあたりにうろうろしたり、ペットボトルのゴミ箱に群がっています。建物内など、土の少ない場所でも巣を作る困ったちゃんはイエヒメアリといいます。巣の近くに毒エサを丁寧に撒いたら群がってきます。少しばかり悪いねと思いながら観察。順調に食べて巣に持ち帰っています。ゆっくり見ている暇はありません。侵入防止場所はたくさんあります。

 その後、今日はいくら暖かいといってもまだまだ寒い季節。順調に毒エサを食べていたアリさんは、気温が下がったせいか16時過ぎには1匹も見かけなくなりました。巣に戻ったと思われます。早くも全滅?さすがにそれはないと思いますから、やっぱり気温だと思います。アリに聞いたわけではありませんので真偽はわかりませんけど。