◇夏場はヘビが出歩く
梅雨入りして二週間あまりになりますが、今のところはそれほど雨は降っていません。薄曇りでも気温は高く、じとっと肌に湿気を感じる状態は特に何もしていなくても体力が奪われる感じがします。
人間にとってはあまり梅雨の季節は好まれませんが、動物達は非常に活発な時期でもあります。この時期はたいへん雑草の成長が早く、草取りが追いつかないくらいに伸びてきます。草が生い茂ると虫が殖え、肉食であるヘビにしても大喜びなのでしょう。
稀にヘビが家の中に入ってくるケースもありますが、人間より小さなヘビは基本臆病なので、追いたてれば屋外へ逃げていきます。(もっとも何もしなくても出ていくケースが多い)室内より屋外のほうがエサとなる虫は豊富ですから、ヘビにとっては室内にいるメリットはないはずです。
◇ヘビはじっとはしていない
ヘビをすぐになんとかしてほしいと度々ご連絡を受けます。しかし、伺ったところでヘビはすでにどこかに移動してしまっているので、お伺いしても徒労に終わる確率がかなり高いです。
ご近所でタイミングが合えばすぐにお伺いしてヘビの捕獲を行うこともありますが、消防署員のように待機しているものは居ませんので緊急には対応しておりません。遠方の現場では、向かっている間にヘビがどこかにいってしまいます。
ですから、キクノヨでは室内や物置にヘビが居るか居ないかの確認とかでしたら、後日お伺いすることは可能ですが、ヘビが居るからすぐ来てくれ!などの対応はできかねます。現場が近く、且つタイミングが合えばすぐにお伺いすることもあります。
◇日本に棲息する代表的なヘビ
アオダイショウ(無毒)
アオダイショウ幼蛇
(模様からマムシと勘違いすることが多い)
シマヘビ(無毒)
マムシ(有毒)
ヤマカガシ(有毒)
◇毒蛇の可能性はないのか?
日本に棲む毒蛇はマムシ、ヤマカガシ、ハブ(沖縄諸島)になります。マムシやヤマカガシの棲息場所は人家のほとんど無い自然豊かなところになります。ですから、都市部やその郊外あたりで見かけるヘビは、無毒のアオダイショウかシマヘビのどちらかになります。
例外として、世の中には毒蛇を飼うマニアも少なからず存在しますので、そのヘビが逃げ出していることが無いとも言えませんので、カラフルな模様のヘビでしたらドクヘビの可能性が出てきます。
◇とにかくすぐに来てほしい場合は、、
私有地内のことであれば、本来は駆除業者か便利屋を探すしかありませんが、警察が来てくれないこともありません。警察は事件事故が最優先ですから、人に危害を及ぼす恐れがないヘビの場合は難しいでしょう。もっとも、対応早く警察官が到着してもヘビはすでに移動して居なくなっているケースがほとんどになります。
どうしても来てほしい場合は、ヘビの種類が判らずともマムシだとか大蛇だとかで危険だということを伝えるしかありません。警官が二名でやってきますので物々しくなります。
先ほど書いたとおり、都心部や近郊では毒ヘビはまず居ませんので、あまり気軽に警察を呼ぶのはいかがなものかと思います。騒ぎすぎは朝刊のミニコラムに載るかもしれません。
たかがヘビくらいで警察を呼ぶなという意見がある反面、ヘビはこの世で一番嫌いというかたがいるのも事実です。そんなかたにとってはヘビの出現は切実な問題のようです。
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