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2015年5月12日火曜日

ニホンイタチとチョウセンイタチ

イタチは家屋に入り込んできますので駆除の対象としてキクノヨでも度々出動します。雑食性ではありますが肉食性がかなり強いので、農作物の被害は大丈夫のようですがニワトリなどの家畜が襲われることがあるようです。

ひと口にイタチといっても、名前が示す通り在来種であるニホンイタチと、外来種であるチョウセンイタチの二種類が棲息しています。どちらもネコよりかなり小型でサイズの違いはそれほどありません。

体が細長く頭が小さいので、ネズミに次いでほんの僅かな隙間より家屋に侵入してきます。特にメスのほうがオスより二回りほど体が小さいのは厄介なところです。フサフサした毛に覆われて頭より体が大きく見えますが、頭が通りさえすれば体がつっかえることはありません。

チョウセンイタチ

ニホンイタチよりもチョウセンイタチのほうが見た目は黄色ぽいようです。あまり関係ないですが、うちの柴犬と同じような毛色かな?と比較してみると全然違ってました。


二種の生息域が重なる場合では、他の外来生物と同様に強く、チョウセンイタチが、在来種のニホンイタチを押しのけて勢力を拡大しているようです。都市近郊の平野部で見かけるイタチはほぼチョウセンイタチと思ってよいかと思います。いっぽう山間部のほうはチョウセンイタチに追いやられたニホンイタチの可能性が出てきます。

駆除の対象としましては、どちらも習性は同じようなものなので、厳密な同定を行わなくてもイタチはイタチで良いかと思います。

イタチは肉食性が強く、ネズミ、カエル、ザリガニ、魚等の小動物を主に食します。時にはヘビみたいな大物も狙います。昼間でも行動するのは見かけますが主として夜行性になります。

屋内に入り込んでやっかいなのは、やはり他の動物と同様に天井裏の騒音やフン、ダニの発生などになります。また、ザリガニを持ち込んで食べていた例があったのですが、頭だけ食べ残したせいで、まもなくザリガニの頭が腐って異臭を放ったことがありました。


この時は幼少期の苦い思い出がよみがえりました。近所の水路でアメリカザリガニを釣ってきたものの、過密飼育+エサの与えすぎ=水質悪化。が原因と思われるアメザリの死亡。それはもう、思わず顔をのけぞってしまう鼻を突く異臭がしました。甲殻類が腐るとたまらなく臭いのです。イタチのフンなんか問題にならないくらいにクサかったです。

正確なところ腐敗臭がかなり臭いのは甲殻類に限ったことではありません。動物が腐敗するということは、その腐敗する前の動物の排泄物より比較にならないくらいに臭く、動物の死臭>>>>>>>>動物のう○こ臭 というのが普通です。

そんな迷惑なイタチがやってきても唯一の利点があります。元居たネズミが逃げ出すことでしょうか…しかし、イタチはネズミより大きいので1匹でも天井裏に居るとネズミより騒がしいのは確実でしょう。

よろしくお願いします。

(株式会社キクノヨ)

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