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2014年10月29日水曜日

殺鼠剤の味

殺鼠剤とはネズミ駆除の毒エサのことですが、せっかく設置しても中々食べてくれないことがあります。一体どんな味なんだろう?以前に試しに味見してみたことがあります。

市販の殺鼠剤といってもいろいろありますが、殺鼠剤に含まれる有効成分の種類には限りがあります。一番多く使われているのがクマリン系(ワルファリン、クマテトラリルなど)の殺鼠剤です。




クマリン系はネズミに何度も食べさせて致死効果があるものです。あるクマリン系のものをかじってみました。苦くてまったく美味しくありませんでした。(危険なのでけっしてマネしないでください)これは誤食防止のためにわざわざ苦くしている部分もあるでしょう。子供が食べたら苦くて吐き出すのは間違いありません。

クマリン系に対する1回食べただけでネズミが死ぬタイプのものをかじってみました。有効成分はシロリシドとなっています。食べる前はいい匂いがするのですが、かじるととんでもなく苦い。口をゆすいでも1時間位は口の中の苦みがとれないくらいでした。クマリン系より致死効果が高いですがそれに比例してかあまりにも苦かったです。

ネズミはよく石鹸をかじったりします。石鹸もかなり苦いですから苦みに対して鈍感なのかな?とも思ってしまいますが、実際のところネズミに聞いてみなければわかりません。苦みがあるにしろ無いにしろ、ネズミは警戒心が高いので、他に食べ物が無い状態にしないと殺鼠剤は食べてくれないのは間違いありません。

一度食べたらネズミが死ぬタイプの殺鼠剤の場合、1個でネズミ1匹に効くと謳ってあるなら、単純計算だとクマネズミは体重200グラム程度ですから、体重20キロの子供が100個食べたら子供にとっての致死量となります。10キロの犬なら50個。

市販の殺鼠剤はペットや子供が誤食しないように唐辛子成分が入っていたり、このように苦いものが多いですから、子供やペットが1袋さえ間違って食べるのは無理そうです。

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