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2010年10月6日水曜日

アメリカシロヒトリの幼虫

 今夏の異常気象の影響と思われるもののひとつに、アメリカシロヒトリの幼虫の大発生があります。

 蛾(ガ)であるアメリカシロヒトリは、名前が示すとおりの外来種です。その幼虫が樹木の葉を食い荒らすのです。


⇒アメリカシロヒトリの幼虫大発生


 名古屋でも大発生しています。桜や桑や柿などの樹木に、一度に何百個と卵を産みつけますので、それらの樹木が多くあるところが発生場所になります。

 食害スピードも速いですが、何より足が速い。MAXスピードは、ムカデまでないにしろそれに近いものがあります。毛虫ですが毛虫のスピードとは思えません。柔らかい毛なので刺すことはありません。

 また、食草が広く、あらゆる木の柔らかい若葉を好んで食べていますので、発生場所から足早く移動して、庭木の葉っぱ(主に柔らかい葉)を食べられてしまうことがあるので問題です。


 その移動(拡散)する時間帯に注目すると、ある程度傾向があります。

 曇りや雨の日はあまり移動しないようです。晴れの日には午前10時頃から移動しはじめ、午後1時頃まで活発に移動します。

 曇り後晴れの場合では、日が射しはじめて2時間後くらいから活発に移動しはじめています。


 大量の卵による大量発生に加え、旺盛な食欲で樹木を食い荒す上、拡散スピードが高いが刺さない毛虫。それが外来種であるアメリカシロヒトリの幼虫の特徴です。


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