冬のチャバネゴキブリ(以下チャバネに略)は、他のシーズン(春、夏、秋)に比べれば、目につくことは格段に少ないでしょう。
しかし、春以降、毎年のようにチャバネが発生しているお店では、例年どおりチャバネが目につくようになるのは確実です。
他の虫たちと同様、気温が上がってくると活発化し、繁殖力が強いチャバネは春以降に殖えるのです。
まず、
ここでは、気温が暖かくなってくる春にチャバネが100倍に殖えると仮定します。
① 冬のチャバネ100匹生息 → 春には、100匹×100倍=10,000匹
② 冬のチャバネ10匹生息 → 春には、10匹×100倍=1,000匹
冬のチャバネの数は、①と②では90匹の差でしかありませんが、春には、レバレッジが効いて①と②の差は、9,000匹となります。
①の10,000匹のチャバネを減らすのは大変です。(②の1,000匹も大変ですが‥)
大量に殖えてしまったものを減らすことは大変な労力が必要です。
※冬のチャバネを半分に減らしたとすると、、
①では、冬のチャバネ50匹 → 春には、50匹×100倍=5,000匹
冬のチャバネを100匹から50匹に減らせば、春には5,000匹減ることになる!
②では、冬のチャバネ5匹 → 春には、5匹×100倍=500匹
冬のチャバネ5匹減らしただけで、春には、500匹減ることになる!
要するに、冬のチャバネ1匹分は、春のチャバネ100匹分に相当します。
もし、0匹になれば、0匹×100倍=0匹!(絶滅) 絶滅を狙うなら、チャバネが少ない冬しかありません。
火事に例えるなら、初期消火が重要です。あちこちに飛び火して燃え広がってから鎮火させるのは大変です。
「チャバネ駆除に同じ作業時間を費やすなら、春以降よりも、チャバネの数が少ない冬場に行うことが断然効率が良い」
ということが、お分かりいただけましたでしょうか。
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