野外に棲むネズミは気温が下がると、暖を求め暖かな場所を目指します。
住宅においては11月以降に侵入してくる場合がほとんどです。
ネズミは野外にも屋内にも生活拠点を持つことのできる半野外性の動物と言われます。
近年、温暖化の影響か都会では雪はあまり降らなくなりましたが、0℃近くにはなりますので冬が厳しいのは変わりありません。
人は上着を羽織ったり暖房器具で厳しい寒さを凌ぎますが、人以外の哺乳類はその術がありませんので、暖かい場所へ移動、もしくは冬眠という手段で冬を乗り切ります。
問題となるネズミとは、ほとんどはクマネズミです。クマネズミは東南アジアが原産で寒さには弱いです。
暖かい国の外来生物は、日本の冬を越せるかどうかが日本に定着してしまうかどうかの分かれ目です。クマネズミは暖かい建物を利用して冬を乗り切ることで日本に長く定着しています。
天井裏でゴソゴソとネズミのような気配(けはい)があったならば、少し様子を見るのが得策です。
クマネズミは、その天井裏が居心地が良いかどうか吟味します。気に入らなければ数日から一週間程度で出ていってしまうケースが多くありますので。
もし、一週間以上経っても天井裏でゴソゴソやっているようであれば、ネズミが居ついてしまった可能性があります。
寒さの苦手なクマネズミが居着いてしまったら、暖かくなる春まで中々出ていってくれません。
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ネズミ駆除の市販品(殺鼠剤、粘着シート等)は、ホームセンターやドラッグストアで手にはいります。ネットで検索しますと、選択に困るほど数多くのネズミ駆除製品がヒットします。
数多くの種類のネズミ駆除製品があるということは、裏を返せばどの製品も決め手に欠けるということになります。
最大の効果を発揮するためには設置場所が重要になります。要するに適材適所が重要!
市販品で駆除できなかったり、とにかく早く駆除したい場合は駆除業者への依頼を考えると思いますが、業者に依頼するにしても駆除業者の効果は市販品と同様にまちまちです。
業者に依頼する場合は料金だけにとらわれず、ネズミを完全に駆除できるかどうかや、ネズミが再発生した場合に追加料金がかかるかどうか等、無用なトラブルを避けるためには、要点をしっかり確認する必要があります。
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