ネズミのやっかいなところは、身体が小さいのでほんのわずかな隙間から出入りできることと、何でも齧って(かじって)しまうということが挙げられます。
ネズミは齧歯類という分類に属し、前歯(門歯)が発達していて絶えず伸び続けます。ネズミ以外ではウサギ、ビーバー、リスなどで、その歯に特徴があります。
ドングリや木の実など硬いものを食べるためだけでなく、通路の確保のためにも齧って穴を開けたりします。
また、歯が伸び続けるので、長さを一定に保つ必要性からそこいらじゅうの硬いものを齧っています。猫の爪研ぎみたいなものでしょうか。
木材や食品の入った袋、段ボールはやすやすと齧る他、ほとんど何でも齧ります。今まで実際に見た例では、水道塩ビ管(噴水で水浸しになる)、屋内電気配線の被覆(中の銅線までは切断できない)、ガスのゴム管、
電話線、チャイムの配線、ガス警報器の線、パソコンのケーブル、監視カメラや警報装置の配線等々、、
金属製だからといってけっして油断はできず、アルミ製の板を齧って穴を開けていたことがありました。
もうひとつの武器である、狭い隙間を通り抜ける能力ですが、
⇒原因はネズミ?東電・福島原発の停電
このように、配電盤に入り込んだネズミがショートして、感電死しているのはけっこう見かけます。一般住宅では停電にまでは中々なりませんが、工場などの精度のよいブレーカーですとブレーカーが落ちて停電することが考えられます。
たかがネズミ、されどネズミで、たった1匹のネズミが入り込むだけで、重要なインフラに支障をきたしてしまうことが実際起きています。
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