わかりやすいのが環境省のHPにあります。
⇒生物多様性(環境省)
環境が悪化する(人間が入ると)と真っ先に居なくなるのは、川魚や両生類、水生昆虫、水草などの淡水域の生物です。
川の場合では、上流域の生き物は堰やダムの影響でやられてしまいます。
本来、栄養分を多く含む中流域から下流域はさらに多種多様な生き物が存在していますが、この流域は平野部ですから人間が占拠していますので、生息地の減少や生活排水に代表される人口が多い地域での水質は保てず、やられてしまいます。
それでも、下水道の整備や工場排水の規制強化などが進むに従って、水環境は改善されてきました。
水草が繁栄しているのは水質が良い証拠。きっと魚などの生物も居ます。
多くの種類の生き物がいるのは、長い年月をかけて、それぞれの環境に合わせて進化を遂げてきた結果です。中流から下流域の流れが緩やかで綺麗な水でしか存在できない生き物たちは、護岸整備で流れが速くなっても、水質が悪化しても生きていけません。
環境省のデータの示すとおり、もっとも絶滅の危機にさらされているのは、淡水域の生き物が多いようです。
※環境省HPより
こうして淡水域の生き物が減ると、それを食べる上位の鳥などにも影響が出てきます。
釣りに行ってボーズは悲しい、バードウォッチングに行って多くの鳥が見られない、カブトムシがペットショップでしか見られない、庭にチョウやトンボが来ない、マグロやウナギが食べられない、川には汚染に強い外来種ばかり、癒されるどころかドブ川では、身近な自然がさらに遠くなってしまうのは切ないです。
また、ある生き物が絶滅してしまうのは、人類のひとりとして、悲しいばかりかなんとも申し訳ない気持ちにもなります。
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