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2012年4月12日木曜日

ヤマビル

自分は、生き物観察が趣味のひとつですが、野外で出会ってしまった不快動物のひとつのヤマビルについて少々。

ヤマビルは登山されるかたならご存知かと思いますが、山に居るヒルであり、蚊と同じく血を吸う目的で人に寄ってきます。蚊以外で、人に積極的に向ってくるという意味では珍しい動物かもしれません。



同じ血を吸う蚊と比べるのはどうかと思いますが、ずっと不快です。不快度のレベルが違います。

どんなものかと言いますと‥

音を立てずにいつの間にか張りつく。血を吸われても(咬まれても)痒みや痛みを感じないので気付かない。

咬まれたところから血が流れ、その血はなかなか止まらない(咬んだ時にヤマビルが血液を凝固させない成分を注入する為)。気づいた時には足が血だらけヒルだらけという惨状も。

意を決して引き剥がそうとしても、吸着力が強くて引っ張ってもなかなか取れない。

まだまだあります。ヒルが多い場所では、木の上から降ってくる。立ち止まると地面をかなりの速さで、シャクトリムシのような動きで迫ってくる。踏みつけても潰れないから死なない。

気持ち悪さは相当なものです。害虫駆除を生業(なりわい)としている者が言うのだから間違いありません(笑)

発生場所は、動物の血を吸う為か鹿などの野生動物が多くいる、じめじめとした大自然の中。このあたりでは、鈴鹿山脈や養老山地に多くいます。

発生時期は他の虫と同じく5~10月頃。じめじめを好み、雨が降ると地表に這い出てきますので、雨の多い6月頃が特に多いということになります。

雨や曇りの日に山に入らないのが一番ですが、晴れの日でももちろん遭遇します。

予防対策として、食塩水のスプレーを足を中心に吹きかける。咬まれてしまったら(咬んだまま離れません)ライターやタバコの火であぶるのが引き離すには一番速いでしょう。火が無ければ、食塩や食塩水をかける。それも無ければ無理やりつまんで引っ張るしかありません。

もし遭遇してしまった場合は、咬まれても腫れたりすることはないので、落ち着いて対処するように。

血がちょっとの間、だらだらと流れ落ちるだけです。気色悪いだけで、痒みが残らない蚊よりマシかもしれません(?)

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