外来生物による生態系の乱れや、外来生物が人にとって損害をもたらす害虫や害獣になってしまう事を規制する法律があります。
⇒外来生物法 です。
この法律を簡単に言うと、外来生物(外国から入ってきた動植物)の中でも特に危ないやつ(在来種を駆逐したり繁殖力が強い生物)を ”特定外来生物” と指定し、それらの飼育、保管、運搬、輸入、野外に放つのは原則禁止とし、違反者には罰則があると言うものです。
特定外来生物のリストを見るとお馴染みの動物もいます。私が知っているのは、ヌートリア、アライグマ、カミツキガメ、ウシガエル、チャネルキャットフィッシュ(通称:アメリカナマズ、河フグ)、カダヤシ(ほぼメダカ)、ブルーギル、コクチバス(通称:ブラックバス)、オオクチバス(通称:ブラックバス)、セアカゴケグモ、ウチダザリガニ、アルゼンチンアリ、ボタンウキクサ(通称:ウォーターレタス)でした。
次いで危ない、要注意外来生物リストを見ると、グッピーやタイリクバラタナゴなど観賞魚でおなじみのものも。意外?ハクビシンはどちらにも入ってないようです。既に帰化動物になってしまったのでしょうか?いずれにしろ、今後リストにはどんどんと外来生物が追加されて行くことと思います。
◇
駆除業者にとっては、特定外来生物の扱いに留意しなければなりませんし、ペット好き植物好きは、特定外来生物を捕まえてしまっても、飼わないでその場ですぐ逃がさなければなりません。
要するに、生態系を守って行く心構えとして、外来種の取扱いは当然として、日本古来の在来種であってもペットとして飼ったなら寿命が尽きるまで飼いきる。飼いきる覚悟がなければ安易に飼わない。どうしても飼いきれなくなったとしても、元に居た場所に返す。
具体的に言うなら、ペットショップで購入したペットを飼いきれなくなったら、ペットショップに引き取ってもらったり、祭りの金魚すくいで安易に持ち帰らない。それを川に放すのはもちろんダメ…と言ったところでしょうか。
主に害虫と害獣の考察や業務上の出来事についてのブログとなります。 登場するのはペットとは対照的な動物達ですから苦手なかたにとっては気色悪いだけかと思います。 しかし、敵をやっつけるには、まず敵を知ることは大切なことです。 少しばかりの役立つ情報が見つかるかもしれません。
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2009年1月20日火曜日
水道管を齧るネズミ
ネズミは何でも齧り(かじ)ますが、今回の現場は不運にも水道管を齧り、派手に漏水となったようです。二日連続で水道管を喰い破り(齧り破り)、放ってはおけないと言うことでネズミ駆除のご依頼がありました。
店舗のためか、塩ビの水道管が天井裏に配管されていました。金属製ならネズミも歯が立たなかったでしょう。
夜中のうちに水道管を食い破ったので、朝には階下は大洪水で大変だったそうです。階下の石膏ボードの天井が水で抜け落ちており、被害の大きさが見てとれます。それでも、階下もご依頼主様所有で、補償問題にはならず不幸中の幸いです。(店舗で夜中は無人)
水道管内は常に一定以上の水圧がかかっているため水道管に穴が開くと、漏水というより噴水状態になります。こんな時はいち早く止水栓(元栓)を閉じてください。
下の写真は実際にネズミが齧って漏水した水道管です。一見、穴が開いてないように見えますが、水圧がかかっているので、ネズミが齧っていき小さな亀裂ができた瞬間に水が吹き出します。
塩ビ管とは言え肉厚のある水道管を喰い破るとは(それも二日連続で!)とんでもネズミがいるもんです。実際こんなことは滅多にありませんが、駆除できるまで水道管を齧らないでくれと願いながらの業務となりました。

その後は…
水道管を齧られる前にネズミは駆除できました。めでたしめでたし。
店舗のためか、塩ビの水道管が天井裏に配管されていました。金属製ならネズミも歯が立たなかったでしょう。
夜中のうちに水道管を食い破ったので、朝には階下は大洪水で大変だったそうです。階下の石膏ボードの天井が水で抜け落ちており、被害の大きさが見てとれます。それでも、階下もご依頼主様所有で、補償問題にはならず不幸中の幸いです。(店舗で夜中は無人)
水道管内は常に一定以上の水圧がかかっているため水道管に穴が開くと、漏水というより噴水状態になります。こんな時はいち早く止水栓(元栓)を閉じてください。
下の写真は実際にネズミが齧って漏水した水道管です。一見、穴が開いてないように見えますが、水圧がかかっているので、ネズミが齧っていき小さな亀裂ができた瞬間に水が吹き出します。
塩ビ管とは言え肉厚のある水道管を喰い破るとは(それも二日連続で!)とんでもネズミがいるもんです。実際こんなことは滅多にありませんが、駆除できるまで水道管を齧らないでくれと願いながらの業務となりました。
その後は…
水道管を齧られる前にネズミは駆除できました。めでたしめでたし。
2009年1月13日火曜日
冬こそチャバネ駆除
朝から雪が舞っています。気象庁的には初雪ではないと思いますが、自分の認識では初雪です。雪が降るほど冷え込む冬は、チャバネゴキブリの動きも鈍くなったり、見かけなくなったり遭遇率が下がりますが、しっかり生息しています。
参考→冬のゴキブリはどこに
このようにチャバネゴキブリは温かい場所にじっとして春を待っているわけですが、生息数も少なくなっています。
寒さで死ぬものあり寿命で死ぬものありなんですが、寒い時期は動きが鈍くなる、即ち繁殖行動も鈍くなる為に殖えないので、冬場は数が少ないのです。
ですから、毎年チャバネゴキブリが発生する場合は、数が少ない冬の間に駆除をするのが労力が少なくて済みますし、キクノヨでも費用が抑えられます。春になって繁殖が活発になり広がりを見せる前の冬こそが、チャバネゴキブリを全滅させるには絶好の季節というわけです。
参考→冬のゴキブリはどこに
このようにチャバネゴキブリは温かい場所にじっとして春を待っているわけですが、生息数も少なくなっています。
寒さで死ぬものあり寿命で死ぬものありなんですが、寒い時期は動きが鈍くなる、即ち繁殖行動も鈍くなる為に殖えないので、冬場は数が少ないのです。
ですから、毎年チャバネゴキブリが発生する場合は、数が少ない冬の間に駆除をするのが労力が少なくて済みますし、キクノヨでも費用が抑えられます。春になって繁殖が活発になり広がりを見せる前の冬こそが、チャバネゴキブリを全滅させるには絶好の季節というわけです。
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