チャバネゴキブリ(以下チャバネと表記)の巣は、ハチの巣のようなものは作りません。チャバネが集まっているところが巣となります。
基本、居心地の良い場所に集合します。そこがチャバネの巣となります。また、自ら発する集合フェロモンにより、より集まりやすくなります。
多くの仲間が集まり交尾の機会が増えることにより増殖します。さらに、単独個体よりも集合個体のほうが成長のスピードが上がるという実験結果があるようです。
では、どんなところが巣となるのでしょうか?
巣の場所は、①適温 ②適湿 ③暗い場所 この三つの条件が揃う箇所となります。
①適温
厨房内の温度は、コールドテーブルや冷蔵庫や食洗機など熱を放出するものがあり、人にとってはやや暑いがチャバネにとっては適温ということになってしまいます。適温は25~30℃です。この温度帯ですと活発に繁殖を繰り返します。
例え厨房内のエアコンの設定温度を20℃としたところで、20℃までは中々下がりません。コールドテーブルや食洗機が、エアコンの室外機のように熱を屋外に放出する構造ならばよいのですがそうはなっていません。
気温が低い冬場以外は、活性が高くなっています。
②適湿
厨房内では水を多く使うので適湿になりやすい。
③暗い場所
①適温②適湿は、わかり辛いというか厨房内全体と仮定して、厨房内の暗い場所が大きな巣となりやすい場所になります。
具体的には、冷蔵庫や冷凍庫の裏やモーター周り、厨房機器下のゴミがたまった床、食洗機の内部、ダンボールの中、壁にある隙間等が大きな巣を作りやすい場所となっています。
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