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2013年11月12日火曜日

複合的駆除

農作物の害虫駆除の為に殺虫剤(農薬)を噴霧します。殺虫剤は目先の害虫を駆除するだけではとどまらず、殺虫剤に含まれる有毒化学物質は、土壌に浸み込み、地下水を経て川に流れ込み、川の水生昆虫は全滅します。
川の魚はエサ(水生昆虫)が無くなったり科学物質に汚染されたりするのが原因で死に絶えます。
水生昆虫や魚を食べる生態系上位の鳥も同様に居なくなります。
生き物が全く居ないただ流れるだけの川、春になっても鳥の鳴き声が一切しない森、やがて人類にも影響が、、

Silent Spring 「沈黙の春」という本があります。



殺虫剤やそれに含まれる化学物質の恐ろしさ、科学物質は徐々に体に蓄積される、薬剤で目先の害虫を駆除するだけでは一時的にしか解決しないから生態系を考えて行うべき、人間の都合で殺虫しまくるといずれ人間は自然から逆襲される、人間も生態系の一部であるから、つつましく生きるべき… イケイケの高度経済成長期に、いちはやく科学物質の影響による悲惨な実例を多く挙げて書かれたアメリカの本です。

高度経済成長は終わり、今日(こんにち)では効率よく害虫を退治さえできれば何でもいいといった、環境や人の健康にあまり配慮されない、強い農薬や殺虫剤はほとんどありません。(中国は経済成長期で、あの大気汚染を見る限りあてはまらない。

よく誤解されるのですが、プロ用の薬だから特別に強力であるというのは大きな間違いです。

今現在の駆除の主流は、ネズミでいうなら防鼠(ぼうそ)工事、要するに侵入防止対策を交えて、薬だけに頼らず複合的に防除していくというスタイルです。ゴキブリも同じく、薬剤を使用する前に清掃や整理整頓を徹底して環境改善をする。(害虫にとっては環境悪化となる)
 
殺虫剤をまるっきり否定していては害虫を駆除するのは難しいので、要はバランスが大事かと思います。自分も仕事上普通の人より殺虫剤を吸いこむ確率は少なからず高いので、この本を読み返して神経質気味になる位がちょうど良いかもしれません。必要以上の殺虫剤は、ただ有毒なだけですから。

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