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2010年11月11日木曜日

動物愛護と害獣駆除

 急に寒くなってきました。今朝は今シーズン最低気温を記録したそうです。

 今年の夏は異常気象で、山の木の実など動物のエサが不作により、クマやイノシシが人里に多数おりてきて、農作物を荒らしたり人を襲ったりすることが多かったようです。

 里山の害獣の駆除は、オリなどの罠や電気柵などで畑を防ぐ他に、狩猟期間(冬季)にハンターが撃つといったものとなります。狩猟対象はイノシシやシカが多く、時にはクマやサルにおよびます。

 都会に住むものにとって撃ち殺すのは可哀そうな気がしますが、家庭菜園であっても何カ月も育てた収穫間近のものを鳥などにかすめとられて軽く殺意を抱く場合も…

 田舎で害獣により被害に遭われる農業従事者は、都会で被害も関係もないところから動物を殺すの可哀そうだ、などと言われても死活問題であり、動物愛護とかいってられない現状もあるようです。それでも、人と同じ霊長類である猿なんかを散弾銃で撃ち殺すのって嫌な気分になります。

 そんな被害が多い地域は、自治体がハンターに駆除を依頼します。しかし、増える害獣に対してハンターがかなり減少傾向で、尚且つ高齢化なんだそうです。


  ⇒増える害獣、減るハンター


 クマが人里に下りてきた地域の対策として、今年だけ特別にエサを山に持っていく対策もとられたようです。危ないからと撃ち殺すのは、生物多様性の観点からそぐわない流れとなっています。

 やむなく害獣駆除をするにしてもハンター不足。野生動物と人の棲み分けは難しく、今後は農作物の被害や人との遭遇が増加していくかもしれません。

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