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2012年11月30日金曜日

温泉猿と免疫力

野生の猿たちが気持ちよさそうに露天風呂につかっています。冬におなじみとなっていますテレビのニュース映像のひとつです。


微笑ましいと思いつつ、ある心配というか疑問が浮かびます。猿たちは、湯あがりに湯冷めして風邪ひいたりしないのでしょうか? 

調べたところ、どうやら大丈夫で要らぬ心配のようです。人の場合は汗によって体温調節を行うから急激な体温変化が起きて湯冷めしますが、猿(猿に限らず毛皮をまとった動物は)は、汗腺が少ない、即ち汗をあまりかかないので、汗によっての体温調節が少ないので、急激な体温低下が無く、湯冷めはほとんど心配ないそうです。

サルが湯上り後に風邪をひかないのは、湯冷めしない体質であるのはわかりましたが、野生の免疫力もあるんじゃないでしょうか?

スプーン1杯の土の中には、一億以上の微生物がいると言われています。空気中や物にも目に見えない多くの菌がついており、体内も同様です。布団には痒くなくてもダニが潜んでいます。

菌は人に有害な菌、その有害な菌を抑える働きの菌が様々に入り混じっています。人間を弱らせる特定の菌が殖えてしまうのは、他の菌が少ないから。院内感染がおこるのは、病院内が清潔すぎるからとも言われます(もちろん清潔のほうがメリットが高いでしょうが)。

菌を吸い込むから鼻呼吸しろとか、最近やたらと多い抗菌グッズとか‥ 

最近、耳にしたことがあるのが「子供の免疫力を高めたければ、土を舐めさせよ」。それにしても、妙に納得してしまうインパクトあるフレーズです。菌から遠ざけるとは逆の考えですが本筋のような気がします。

まあ、さすがにわざわざ土は舐めませんが(笑)、少々のバイ菌をはじき返す野生の免疫力をつけることができれば、それが何よりです。

 

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