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2017年10月21日土曜日

寒くなるとやってくるゴキブリやネズミ

クロゴキブリやネズミ達は野外にも屋内にも棲むため、半野外性の動物と言われます。

動物にとって一年のうちで最も厳しい季節である冬に向かって一気に気温が下がると、半野外性の動物は暖かい建物内へ侵入しようとします。


人は上着を羽織ったり暖房器具で厳しい寒さを凌ぎますが、人以外の動物はその術がありませんので、暖かい場所へ移動もしくは冬眠という手段で冬を乗り切ります。

近年、温暖化の影響か都会では雪はあまり降らなくなりましたが、0℃近くにはなりますので冬が厳しいのは変わりありません。

そんな半野外性の動物達が暖を求めて侵入してこようとするのが11月頃からです。特にネズミはその傾向が強いです。
 
問題となるネズミとは、ほぼ100%近くクマネズミです。クマネズミは東南アジア原産で寒さには弱いです。


最近話題のヒアリもそうですが、暖かい地方から船などに紛れ込んでやってくる外来生物は、日本の冬を越せるかどうかが、日本に定着してしまうかどうかの分かれ目です。クマネズミは暖かい建物を利用して冬を乗り切ることで、日本に長く定着しています。

冬場に寒さの苦手なネズミが居着いてしまったら、暖かくなる春まで中々出ていってくれません。