ページビューの合計

2008年10月21日火曜日

低薬剤駆除

 ここのところ、冷凍餃子、事故米、粉ミルク、冷凍インゲンなど輸入食品から検出されている農薬や殺虫剤問題が、連日マスメディア上を賑わしています。良く耳にする、成分名のメタミドホスやジクロルボスは、普段使うゴキブリやハエや蚊用の殺虫剤の成分とは、種類は違えど目的(害虫を殺す)は同じです。

 殺虫剤、農薬、農薬系殺虫剤などの区分はありますが、簡単に言うと「害虫を殺す効果はあるが、人の体にとって良くはない」と、ひとくくりできます。

 農薬系の殺虫剤は、ゴキブリを殺す殺虫剤に比べて薄い(ラットにとっての毒性)ですが、「虫喰い」がないよう商業ベースでの作物の収穫に固執し、害虫を殺す効果のみ追及してしまえば、何度も使用したり濃くして使用すると、「人の体にとって良くはない」→「人の体にとってたいへん有害」となってしまいます。これが基準値を超える残留農薬です。国のお墨付きは「使用法を守り、散布量は必要最小限度内で使用すれば、ほとんど人に害はありません」というもので(俗に言う用量用法を守る)、農薬でも殺虫剤でも病院の飲み薬でも何でも同じで、度を過ぎればかなり有害と言えます。

 ところで、害虫駆除業というと 噴霧器や機械などで、”薬をまき散らす” というイメージがあるようなんですが、弊社に限ってはほとんど薬を使用しません。なにより、薬をたくさん使用して吸い込んだりしたら、毎日の仕事のことですし自身がまいってしまいます。

 特に、赤ちゃんや小さいお子様やペットがいる方、毎年バル○ンで部屋中を薬まみれにする方、殺虫スプレーでゴキブリやムカデを追いかけている方、殺虫スプレーは使いたくないが仕方なく使っている方(ほとんど?)、アレルギーや薬に過敏な方などはもちろん、害虫でお困りの方はご相談ください。

2008年10月6日月曜日

ネズミの引っ越し

 秋です。ちょっと前まではクーラーで冷房し、扇風機を使い、今でこそ何も使用していませんが、ちょっと寒くなると暖房機器を意識しだす。冷暖房を何もしない期間はどれくらいだろうか。あるとつい使ってしまう。快適だけどひ弱になりそうなんで、本当に寒くなるまで使わないようにしたいと思っています。

 ところで、寒くなってくると、衣服はもちろん冷暖房の手段を持たない動物達は暖かい場所(快適な場所)を求めます。ゴキブリは暖かい冷蔵庫の周りに、魚は深みに、猫は車のボンネットの上に、渡り鳥(エサや繁殖の為も)も飛んでいきます。ネズミも例外ではなく、暖かい建物内に入り込む場合が多く、実際、一年のうちネズミ駆除の依頼が一番多いのが秋となっています。

 ネズミの中で一番横行している種類はクマネズミです。クマネズミは東南アジアが原産なので寒さに弱く、この時期に天井裏が騒がしくなったらクマネズミで間違いないと思われます。逆に天井裏が熱くなり過ぎる夏には、屋内から居なくなる場合が多く、涼しい場所(快適な場所)に移動します。

 移動してきたネズミは、居心地が良さそうか判断し、気に入れば棲み着きます。ゴキブリを食べるので、建物内にゴキブリがいるとネズミにとってポイントが高いと思います。

 良い面もあります。ネズミがゴキブリを食べてくれるので、ネズミが棲み着くとゴキブリの数は大幅に減ります。いくらゴキブリが減るといっても(状況や人それぞれでしょうが)居候されてのお困り度は、ネズミ>ゴキブリが一般的でしょうから。