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2014年8月23日土曜日

身近なヘビ達

多くは夜行性でもあり、滅多に姿を現さないヘビですが、見かける機会というか思わぬ遭遇をしてしまう可能性は、夏場に限っては高くなります。

身近なヘビとしてはアオダイショウ、シマヘビ、マムシ、ヤマカガシの四種になります。

マムシは毒蛇として有名ですが、滅多に見られるものではありません。マムシだけは細長い他のヘビに比べて頭が大きく尻尾が急に細くなっており、がっしりした感じです。他の三種と体形がまったく違うといった感じです。

マムシ

マムシが小動物を丸のみしている最中の姿は、幻のツチノコのイメージと重なります。模様は白黒の縞模様ですが、アオダイショウの幼蛇も良く似た縞模様ですが、体形が全然違うので区別できます。縞模様のヘビに出会ったら、マムシではなくアオダイショウの確率がかなり高いと思います。マムシは自然豊かな小高い山などに生息しますが、知名度に反して希少です。

ヤマカガシはマムシと同じく毒があります。清流の蛙などを食べるため、山や河原でキャンプした時などに比較的見かけることが多いと思いますが、都市部では身近なヘビではありません。オレンジが特徴のカラフルな模様ですからヤマカガシは判別が簡単です。

ヤマカガシ(幼体)

残るアオダイショウ、シマヘビがもっとも身近なヘビでしょうが、幸い、毒はありません。ヘビは肉食なので昆虫の他、ネズミ、カエル、トカゲ、魚などをエサとします。ヘビをよく見かける場合はこれらのエサが多く生息していたり、ヘビが隠れるような場所が多くあるのではないでしょうか。都市部では地域にネズミが多いとヘビもそれを狙うことになるでしょう。

アオダイショウ

アオダイショウ(幼体)

シマヘビ

ネズミが家に居着いてしまった場合は、それを追ってヘビも建物内に侵入する場合があります。ネズミはわずかな隙間から侵入してきますが、ヘビはネズミ以上にさらに狭い隙間から侵入することができます。

ネズミのほうがヘビより逃げ脚が速いので狙っても無駄なような気もしますが、警戒心が薄く動きも遅いハツカネズミ(マウス)や、鳥の巣にある卵を狙うように、生まれたばかりのネズミを狙うのでしょう。

(害虫駆除キクノヨ)

2014年8月18日月曜日

黒くなくてもクロゴキブリ

8月はあらゆる虫の盛期といってよいでしょう。もう少しするとセミからバッタ系へと鳴く虫の主役は代わっていきます。

住宅害虫の代表と言っていいクロゴキブリにしても活発です。ふだんはニワトリと同じように羽があるのに使うことなく飛ばずに歩いて行動します。

しかし、盛期の夜にはエサを求めて、あるいは繁殖場所拡大が真の目的か、羽を使うようになり行動範囲が広がります。

気温が高い季節は生ゴミに限らずあらゆる匂いが立ちやすくなっています。鼻が利くゴキブリを呼び寄せないためにも、夜間に家のまわりに、生ゴミやアルコール臭の残る空き缶など空き瓶など置かないほうがよいでしょう。

これらはすべてクロゴキブリです。 
 

左上の縞は、脱皮していない生まれたばかりの幼虫。3ミリ程度の大きさです。右上は最後の脱皮前で茶色ですが、形は成虫と遜色ありません。

一般的に昆虫は、成虫時の姿かたちから名付けられます。

幼虫の時は茶色をしており、何度も脱皮を繰り返して最終形は黒光りする立派な?成虫となります。

クロゴキブリは成虫と、生まれた直後こそ黒い色をしていますが、それ以外は茶色ということです。