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2018年12月19日水曜日

賃貸の害虫駆除費用

札幌爆発事故は、アパマンが入居するビルの室内で大量の消臭スプレーが噴霧され、可燃性ガスが充満した状態での湯沸かし器の点火により引火したことが原因のようです。

スプレー缶に充填されているガスは全て可燃性です。殺虫スプレーはもちろんのことスプレー缶の使用中や使用直後は火気厳禁です。

ところで、アパマンで新たに賃貸部屋へ入居する際に、消臭費用と称して入居費用に加算されていたようですが、消臭費用を1~2万取っていたのに実際には何もやっていなかった事実がこの事故で判明しました。(消臭契約不履行)

これは論外なのですが、自身でやれば消臭スプレー1本噴霧するだけなので、千円程度の出費で済みそうです。

ゴキブリが出る地域では、害虫駆除費用というオプションがあって入居費用に加算されることがあります。(北海道はゴキブリが出ないということなので、害虫駆除費用ではなく消臭費用ということかもしれません。)


そもそも、不動産仲介が言うところの害虫駆除とはどのようなものなのでしょうか?

色々調べてみた結果、どうやら ”バルサンのような燻煙剤を焚くだけ” といったところが大半のようです。(消臭費用は消臭スプレーを噴霧するだけなので、ほぼ同じようなものです。)

もし燻煙剤を焚くだけの害虫駆除費用が一万円以上するようなら、お断りするかご自身でやっておけばよいかと思います。これも消臭と同じく千円程度の出費で済みそうです。

ご自身で燻煙剤を使用する場合は、天井に設置してある火災警報器や、キッチンの壁に設置してあるガス警報器が鳴らないように気をつけてください。(消臭スプレーも同じ) 

入居後どんな害虫に遭遇してしまうのかはしばらく住んでみないとわかりませんが、もっとも確率が高いのはゴキブリとなります。

ゴキブリは人につく屋内性害虫です。人が住む快適空間を利用しようとします。

隠れ家となる荷物が入り、水を使い、食べカスや毛を落とし、ゴミが発生し、冷暖房を使用し、…と、生活感が出てくると発生しやすくなります。人が住まなくなるとゴキブリも居なくなります。ダニにしても同じことが言えます。

ですから、特に、長い間空き部屋だった場合に燻煙剤を焚いてもあまり意味がありません。害虫駆除費用は、言えば不動産屋の小遣い稼ぎに過ぎません。(消臭費用と同じ)


燻煙剤が効果的なのは、すでに部屋中にゴキブリやダニがたくさん発生している場合に限ります。家具も荷物もまだ入っていない部屋でゴキブリやダニがたくさん発生することは考えにくいです。

もし、ガランとした部屋でゴキブリがたくさん見受けられたら相当なトンデモ部屋ですので、燻煙剤一発ではとても収まらないと思います。

もっとも、ゴキブリの駆除に限って言えば、燻煙剤よりも毒エサ、ホウ酸団子、ホイホイ等のほうが効果的な駆除ができます。

繰り返しになりますがゴキブリは人につくので、住み始めてしばらくしてから発生しやすくなります。

例えば、入居して一ヶ月後にゴキブリが発生してしまった場合では、入居時に燻煙剤を使用しなかったせいでゴキブリが発生したというわけではなく、仮に入居時に燻煙剤を使用していたとしても結果は同じと思います。

入居時のまだ家具も荷物もほとんど入っていないガランとした部屋へ燻煙剤を使用することは、極めて効率が悪く、駆除というよりおまじない程度のものかと思います。

消臭費用や害虫駆除費用といった項目があった場合は、不動産仲介の言いなりではなく、内容を確認した上で不要ならきっぱり断りましょう。